( 323168 ) 2025/09/10 04:39:10 0 00 「ひろゆき」こと西村博之氏(2024年7月撮影)
政治団体「再生の道」代表の石丸伸二氏(43)が9日までにYouTubeチャンネル「ReHacQ(リハック)」にゲスト出演。「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏と参院選の選挙戦術をめぐり激論を交わした。
石丸氏は参院選から2日後の7月22日の収録で、石川県に向かっていた。県内の温泉でひろゆき氏、元日本経済新聞記者で現在は経済ジャーナリストの後藤達也氏、同チャンネルの主宰者、元テレビ東京の高橋弘樹氏の4人でアルコールを交えて本音トークを展開した。
今回の参院選で「再生の道」は全10人の立候補者が落選。石丸氏は議席を獲得するだけなら、という前提に対して「僕は全部のリソースを自分に集中させて終わりだったんですよ。でもそれをしなかった」と語った。
ひろゆき氏が「しなかった故に失敗したんですよ」と指摘すると、石丸氏は「いやいや僕のやり方でこれ以上のパフォーマンスを発揮できる人はいないと思いますよ」と反論した。
今度はひろゆき氏が「みんなを当選させようとするのが…」と言うと、石丸氏は遮って「当選させようとしていなかったのが前提にあるんですよ。受かってほしいけど、全員当選するのは不可能なので。誰か特定の人を当選させようとする作戦を取らなかったんですよ。参院選で議席を取るのであれば、自分が出るべきで。自分のために候補者を利用するのが作戦ですよね。選挙の常道なんですけど。それはやらなかった」と語った。
ひろゆき氏が「石丸さん、平等とか好きじゃないですか」と聞かれると、石丸氏は「うーん、ケースバイケースですけど…」と返答。ひろゆき氏は「組織とは自分のためである、自分のためも含めて結果として組織のためであればよい。例えばチームみらいって安野貴博さん以外、落ちると思ってやってたと思うんですよ」と推察。その上で「安野さんが通ればいいよね、比例の積み上げとして犠牲になればいいよねと。石丸さんはその辺の感覚が薄いのかな」と再度指摘した。
石丸氏は「だって僕、真逆ですもん。僕のために何かをやってほしくない」と主張。ひろゆき氏は「石丸さんが受かるためにみんなを犠牲にするのではなく、公正にみんなが自分の能力を最大限発揮して、うまくいったらいいよねっていう」と説明。石丸氏は「うまくいけばいいですけど、広く政治参加を促すのが出発点であって、僕がいなくてもやってほしいんですよ」と語った。
石丸氏は先月27日の会見で、代表を退任した上で9月に代表選を実施すると発表し「当初の予定に沿った」と説明。6月の都議選で42人、7月の参院選で10人の計52人の立候補者が落選しているが「選挙の責任を取る、取らないの話じゃないです。残念ながら」と引責辞任ではないとした。1日には立候補者5人を公表。今後の日程は14日に代表選考会(ライブ配信)、同15日に投票、16日に新代表の発表記者会見としている。
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