( 323178 ) 2025/09/10 04:50:09 0 00 ラーメンへのゴキブリの混入が判明した天下一品新京極三条店=9日、京都市中京区
ラーメンチェーン「天下一品」の運営会社は、京都市中京区の「新京極三条店」で提供したラーメンの中にゴキブリの死骸が混入していたと明らかにした。同店と、フランチャイズ系列店の「河原町三条店」(京都市中京区)を営業停止にするとともに、全店舗に衛生管理徹底の指示を行い、再発防止を進めるとした。混入の原因が解明されるまで営業は再開しない方針。
運営会社の天一食品商事(大津市)によると、ゴキブリの死骸の混入があったのは8月24日。看板メニューの「こってりラーメン」を注文した20代女性からの申告で発覚した。死骸1匹がスープの中に入っていたといい、同社は女性に謝罪した。女性に健康被害は確認されていない。女性側は返金を断ったという。
混入の判明を受け、新京極三条店では専門業者による害虫駆除を実施。地元保健所の指導のもと、衛生環境の強化を徹底するとした。同社によると、店舗の厨房(ちゅうぼう)での調理段階で何らかの理由で混入したとみられる。
同社は「関係者に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねておわび申し上げます」としている。
大手外食チェーンを巡っては、牛丼チェーン大手の「すき家」の鳥取市内の店舗で1月、提供したみそ汁の中にネズミの死骸が入っていたほか、3月にも東京都昭島市の店舗で商品にゴキブリの一部が混入していたことが判明。害虫・害獣の侵入防止などの衛生対策を実施するため、ショッピングセンター内などの一部店舗を除く全店が一時閉店となる騒動となった。(塚脇亮太)
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