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自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相が、石破茂首相の辞任を受けて臨時総裁選への出馬意向を表明した。

来週には正式な出馬会見を開く予定で、前回の総裁選では9人中5位と健闘したものの、知名度不足が懸念されている。

小林氏は「脱派閥選挙」を掲げ、保守政治家としての立場を強調し、党改革を訴えている。

彼は現在、自身に近い議員とともに出馬に向けた協議を進めており、党内での支持拡大を目指している。

(要約)

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自身が主催する勉強会を終えて報道陣の取材に対応し、自民党総裁選への出馬の意向を表明する小林鷹之元経済安全保障担当相=衆院第1議員会館で2025年9月11日午後4時55分、平田明浩撮影 

 

 自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(50)は11日、石破茂首相の退陣表明を受けた臨時総裁選に立候補する意向を表明した。国会内で記者団に明らかにした。来週にも正式な出馬会見を開く調整をしている。 

 

 小林氏は、初出馬だった2024年9月の総裁選は候補9人中5位だった。議員票では善戦したが党員票は19票にとどまり、100票以上を積み上げた上位候補に大きく水をあけられた。2度目の挑戦となる今回は、知名度不足をどこまで克服できるかがカギを握りそうだ。 

 

 前回総裁選では「脱派閥選挙」を掲げ、党刷新を訴えた。出馬会見で「旧派閥に対する支援は一切求めない」と明言して注目を集めた。「保守政治家」を前面に押し出しており、保守系の若手リーダーとして党内に広く浸透できるかが焦点となる。 

 

 最近は自身に近い議員と出馬に向けた協議を重ねつつ、複数のテレビ番組に「はしご出演」するなど発信を強めていた。8日の民放番組では「総裁選を通じて『ワン自民』の体制をつくるのが急務だ。その中でどういう役割を果たせるか仲間と相談し、自分なりに考えたい」と語っていた。 

 

 東京大卒、米ハーバード大院修了。財務省出身で、12年に衆院初当選し、現在5期目。防衛政務官、衆院憲法審査会幹事、経済安保担当相などを歴任した。【野間口陽】 

 

 

 
 

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