( 323928 ) 2025/09/13 04:02:08 0 00 小泉進次郎氏
小泉進次郎農相(44)が12日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、コメ流通市場の現状を説明した。
今年の新米が出回り始めているが、番組調べでは5キロ当たり4500円前後と、昨年並みの高値でスタート。昨年からのコメ不足を受け、業者間のし烈な集荷合戦が影響してか、JA(全農)が生産者に前払いする今年度の概算金は、60キロ当たり3万円前後。昨年と比べて2倍程度の額だという。
番組では、コメ農家を取材。消費者からは高騰とみられているが、生産者からは適正とする声も複数聞かれた。「パンを買ったって、何を買ったって、他はもの凄く高いのに、コメだけはその(安い)値段だったので、我々は本当にどうしようもなかった」と、これまでの低価格ぶりを嘆く声もあった。
こうした声に、小泉氏はコメ生産への感謝を述べつつ、コメの異常高騰について「食料品の中で品目ごとに野菜とか肉とかいろんなものを見た時、コメだけが2倍、2.5倍と1年間で上がっている。コメだけのハイパーインフレみたいな状況になっているのが現実」と説明した。
さらに、コメ不足を巡って起きたことについても説明した。「海外からのコメの輸入が、300倍。昨年と比べて」。コメには輸入完全が課されているが、「関税を民間の事業者が払ってでもなお、国産米の方があまりにも高いので、関税を払った外国産米の方が安く売れる」と指摘した。特に、米国からの輸入は2000倍に増えたという。
取材の中では、コメ高騰が続き、コメ離れが加速する懸念を口にする人もいた。小泉氏も「あまりに高いという状況は、農家の皆さんの心配事でもある外国のコメの流入と、国産米に対する消費者のコメ離れ(を招く)」と述べ、「これを何とか適正価格まで持っていきたいという思いで、今、政策運営をやっていることはご理解いただきたい」と訴えた。
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