( 324033 )  2025/09/13 06:09:05  
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オシャレな空間で配膳までしてくれる「進化系フードコート」が続々登場しています。中には、“遠くの名店”のレシピをそのまま再現し「客も飲食店も喜ぶ」スタイルも。 

 

■ネオン&ホテル風「デートに使える」 

 

東京・新宿駅東口から徒歩3分。ビルの5階に6月にオープンした『reDine 新宿』。 

 

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員: 

「おしゃれ。ネオン街みたい。知っているフードコートと違う」 

 

青やピンクなどの照明で“歌舞伎町のネオン”を彷彿とさせる席や高級感のある赤絨毯の席。さらには、高い天井で開放感抜群のソファー席と、さまざまなスタイルが混在したフードコートです。 

 

20代女性: 

「デートにも使えるよね」 

 

飲食店は、ハンバーガー、餃子、うなぎに海鮮、夜パフェに低温ステーキなどなど、個性豊かな11店舗が揃い、注文は全てスマートフォン。 

【違う店舗のメニューをまとめてオーダーOK】で、なんと【配膳&食器の回収】もしてくれます。 

 

ブザーが鳴って取りに行く…という必要がないので、ゆっくりと会話を楽しむ時間が増えるとのこと。 

 

メニューも豊富で、『うな重』が提供する関東風の「鰻重 黒1人前 ご飯1人前」が1430円で味わえたり、神戸発のハンバーガーショップ『BRISKSTAND SHINJUKU』では、半分に切って焼き上げる「切ったやつシングルパティ」(1650円)が人気です。 

 

原部員: 

「パンの部分が焼いてあるので香ばしい。パティが本当にジューシー」 

 

中でも一番人気なのは、『コヨイノパフェスタンド』が提供する旬のフルーツを使ったパフェ。 

 

「桃とアールグレイのパフェ」(2580円※期間限定メニュー)は、ピーチメルバをイメージした桃とフランボワーズの組み合わせに、杏仁のブランマンジェやアールグレイのクリームを添えた一品です。 

 

“夜パフェ”を楽しむ人もいれば、“刺身にホタルイカ”と居酒屋飲みの人も…楽しみ方は千差万別です。 

 

■「24時間」「サブスク」で差別化 

 

そして、『reDine 新宿』最大の特徴が【サブスクサービス】。 

 

 

なんと100種類の「クラフトビール」が月額5980円で飲み放題。ちょっとお高めなビールをめいっぱい楽しめます。(※1日2時間/1品注文) 

 

しかも、【24時間営業】。 

オシャレな空間作りや配膳サービスなども含め、“周りの飲食店との差別化”を狙い様々進化しているのです。 

 

また、フロアの真ん中にあるオープンキッチンには“飲食店にとって嬉しい”進化が。 

大きなキッチンの中を区切り、別々のお店が同時に調理をする【シェアキッチン】のスタイルです。そうすることで… 

 

『favy』RaaS事業部・佐藤正児さん: 

「初期費用は20万円。出店する際のコスト部分のリスクを最小限に抑えることができる」 

 

機材やホ-ルスタッフを運営会社が用意することで、“小さなお店でも出店しやすい”といいます。 

 

■グルメサイトが「人気店の味」再現 

 

羽田イノベーションシティ(東京・大田区)にも、“進化系”フードコートがあります。 

 

原部員: 

「入っていきなり橋が、そして鳥居も。和のテイストで雰囲気がいい」 

 

日本庭園や提灯など、和をイメージした作りになっているフードコート『GURUNAVI FOODHALL WYE 天空橋』。 

広い空間にテーブルとイスが並び一見普通のフードコートのようですが、メニューを見てみると… 

 

原部員: 

「サムギョプサルセット?え、サムギョプサルがフードコートで食べられるの?九州名物、親鳥のぼんじりつけ焼きもある」 

 

他にもにぎり寿司や豚のあたりめ、広島のがんすなど、フードコートとは思えないメニューばかり。 

味も本格的で、サムギョプサルを食べた原部員が「クオリティ高すぎる」と絶賛するこのフードコートの特徴は、グルメサイトの【ぐるなびが運営している】ところ。 

 

【サイトで人気の飲食店】からレシピや食材をもらい【味を再現】している進化型フードコートなのです。 

 

ちなみに、「お好み焼き」(1280円)は、広島の名店『ちんちくりん』、 

「石焼きビビンバ」(1180円)は、大阪にある韓国料理店『李朝園』のメニューを再現。 

 

秘伝の味など「レシピの提供は難しい」という場合は、タレなどをそのまま提供してもらい調理しているといいます。 

 

人気店が秘伝のタレの提供までするメリットはどこにあるのでしょうか…? 

 

『ぐるなび』店舗開発事業推進部・木村和樹さん: 

「例えば広島のお店であれば、“東京の反応を見て”東京出店のきっかけになれば」 

 

客は遠くの名店の味を堪能でき、飲食店は出店前のリサーチが出来る。 

令和のフードコートでは、客も店もWin-Winの進化が起きていました。 

 

(THE TIME,2025年9月10日放送より) 

 

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