厚生労働省は、2025年夏の主要民間企業の一時金（ボーナス）妥結額が前年比5.31％増の94万6469円と発表した。

これは4年連続の増加で、過去最高を更新している。

業種別では17業種が増額し、特に造船や卸・小売、金融が大きく伸びたが、サービスや鉄鋼は減少している。

妥結額は資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の企業342社から集計された。

（要約）

通勤客らで混雑する駅（ＡＦＰ時事） 

　厚生労働省は12日、主要民間企業の2025年夏の一時金（ボーナス）妥結額が、平均で前年比5．31％増の94万6469円だったと発表した。 

　4年連続のプラスで、妥結額は過去最高を更新した。 

　業種別に見ると、21業種のうち17業種が増額だった。造船（24．11％増）、卸・小売（14．43％増）、金融（10．94％増）などの伸びが目立った。一方、サービスは15．23％の大幅減、鉄鋼も6．9％減だった。 

　資本金10億円以上、従業員1000人以上で、労働組合がある企業のうち、妥結額を把握できた342社を集計した。