( 324223 ) 2025/09/14 04:41:43 0 00 石破茂首相
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が13日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜前11・30)に出演。退陣表明した石破茂首相の後任を決める自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)で、昨年の総裁選で石破氏に投票した約20万票の党員票がどこに流れるかを予想した。
今回は茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安全保障担当相が既に出馬を表明。来週中に会見する方向の小泉進次郎農相、高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官との5人で争う構図が有力となった。
田崎氏は“石破票”20万票のうち7万票が林氏、4万票ずつが茂木氏と小泉氏、3万票が小林氏、2万票が高市氏に流れると見ている。
その理由について「石破さんの20万票というのは組織票は少なくて石破さんが個人的に開拓して。いろんな地方議員の選挙、市会議員選挙まで応援に行ってそこで党員と結ばれてこれだけの票になっている。石破ファンの票が20万票あると思った方がいいんです」と解説。
その党員票は「あくまでも石破さんのファンなので石破さんが出ない時は分かれる」と分散すると予想し、「石破さんが誰かを支援すると表明すれば別だが多分言われないので分かれると思っていい」。林氏が一番多いのは「官房長官として石破さんを支える立場をずっとやってきた」からだという。
一方で高市氏、小林氏に流れる石破票は少ないとみる。「石破さんと話す中で、電話で1週間に1回くらい取材して、総裁選に立った他の8人の人物評をした時があるんですよ」と昨年の総裁選後にライバルだった8人について語った時があったという。
「ずっと話していて8人の名前を呼ぶ時に2人だけ呼び捨てにした人がいるんです。それは高市さんと小林さん」と明かし、「高市さんについては総務会長を打診したのに断ったと。小林さんは党の広報本部長を提示したのに断ったと。反石破だって言われていたんです」と“呼び捨て”の理由を説明。「だから石破さんと距離がある2人のところには多分(石破票は)行かないだろう」と続けた。
MCの同局・松尾由美子アナウンサーが「石破さんが呼び捨てにしたっていう話を田崎さんしか知らないはずなのに、党員の皆さんに伝わるものですか?」と鋭い突っ込みを入れると、田崎氏は「こうやって話していけば伝わるんじゃないですか」とニヤリと笑っていた。
|
![]() |