( 324248 ) 2025/09/14 05:13:08 0 00 ディーラーに「タイヤ交換」に行ったら“5万円”も請求された! 高い理由は「中間マージン」のせい? もっと安く済ませる方法はないのでしょうか?
車に乗っていると、必ず訪れる「タイヤ交換」。ディーラーでの車検や半年点検の際にタイヤ交換をすすめられ、その場で交換を依頼する人も多いのではないでしょうか?
ただ、請求書を見ると思った以上に高くて、驚くこともあります。本記事ではディーラーでのタイヤ交換の相場や高くなる理由、タイヤ交換費用を抑えるためのポイントについて解説します。
一般的に、ディーラーでのタイヤ交換は費用が高くなる可能性があります。理由にはいくつかありますが、主なものとしては「純正タイヤにつけかえる」「仕入れ値が高い」という2点です。純正品は互換品と比較して価格が高い傾向にあり、純正タイヤに交換すると自然と費用が高くなります。
また、ディーラーでは仲介業者からタイヤを仕入れる必要があり、中間マージンの分だけどうしても価格が高くなる可能性もあるでしょう。さらに、ディーラーは車種に合わせた専門性の高いサービスや保証が提供され、それらの費用分だけ工賃が高くなることがあります。
■ディーラー以外の場所でタイヤ交換すると費用が安くなることも 車検や半年点検でタイヤ交換が必要と言われた場合、その場で交換せずにタイヤ専門店などで交換を依頼すると費用を抑えられる可能性があります。
例えば、トヨタ系列の「トヨペット」の場合、タイヤ交換とバランス調整の費用合計が1100~5500円、持ち込みタイヤは2750~5500円です。
一方、あるタイヤ専門店ではタイヤのサイズに関係なく1100円、持ち込みタイヤでも1100円~と、トヨペットよりも安い傾向にあります。
近隣にあるタイヤ専門店に行くことで交換費用を安く抑えるだけでなく、純正タイヤ以外のタイヤを選ぶことでタイヤ本体の費用そのものを減らすこともできるでしょう。
■タイヤ交換を自分でおこなうと節約になる タイヤの交換は業者に依頼するだけでなく、自分で交換することもできます。
必要なのは車を持ち上げる「ジャッキ」とナットやボルトの締め具合を確認する「ボルトレンチ」、タイヤを固定する「輪留め」などで、自分で交換できれば1回数千円の工賃を節約できます。周囲に車に詳しい人がいれば、やり方を教えてくれるでしょう。
タイヤに関する費用を節約するには、工賃を抑えたり安いタイヤを購入したりするのも重要ですが、いま装着しているタイヤを長く利用することも大切です。ここでは、タイヤの寿命を延ばすために有効とされる方法を解説します。
■タイヤをローテーションする タイヤは、装着位置や車の駆動方式によって摩耗の進み方が異なるため、一定距離を走行した後にタイヤの装着位置をローテーションさせるのが有効です。4本のタイヤを均等に摩耗させることで寿命を延ばせる可能性があります。
■タイヤの空気圧を適正に保つ タイヤは、空気圧を適正に保つことで寿命を延ばしやすくなります。空気圧が不足するとタイヤがたわんでしまい、走行中にタイヤが受ける摩擦が増えてしまうためです。
一方、タイヤの空気圧が高すぎるとタイヤの中央部が盛り上がって、そこだけが摩耗してしまう可能性があります。タイヤの空気圧はガソリンスタンドで給油中に調べてもらえるため、定期的にチェックすると良いでしょう。
ディーラーでのタイヤ交換は、「その場で完結して手間いらず」というメリットもありますが、交換費用はタイヤ専門店のほうが安い可能性があります。見積もり価格を高いと感じたら、ほかの店で見積もりすることも検討してみましょう。
執筆者 : 高柳政道 FP1級、CFP、DCプランナー2級
ファイナンシャルフィールド編集部
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