元衆院議員の石原伸晃氏（68）はテレビ番組に出演し、自民党の「政治とカネ」問題について言及した。

石破茂氏が解決できなかった理由について「何もやっていない」とし、党内の基盤がなければ大きな改革は難しいと指摘した。

また、他の自民党メンバー、特に高市早苗氏と小泉進次郎氏には問題解決の可能性があるとの見解を示した。

自民党総裁選の日程も決まり、多くの候補者が名を挙げている。

（要約）

石原伸晃氏（2025年8月撮影） 

　国交相や自民党幹事長など要職を歴任した元衆院議員の石原伸晃氏（68）が14日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」（日曜正午）に出演。自民党が抱える「政治とカネ」問題について私見を述べた。 

　東大准教授の斎藤幸平氏から「石破さんでも（解決）できなかったじゃないですか」と質問された石原氏は「石破さんは何もやってない」と返答。さらに斎藤氏から「石破さんですら手をつけられなかったという意味では」と言われ、石原氏は「石破さんだから、手をつけられなかった」と語った。 

　そして「それは党内基盤がなかったら、大きなことって進まないわけですよ。みんなの理解を得ないといけないわけですから」と続けた。 

　大竹まことから「そうなると、5人の中に『政治とカネ』裏金問題にちゃんと決着をつけられる人っているんですか」と聞かれ、石原氏は「高市（早苗）さんも小泉（進次郎）さんもやると思いますよ」と返答。「これやらなかったら、表紙が替わっても、国民の皆さんに見透かされちゃうわけだから」と語った。 

　自民党総裁選の日程は「22日告示、10月4日投開票」で正式決定。前幹事長の茂木敏充氏、元経済安保相の小林鷹之氏は出馬意向を正式表明。他には官房長官の林芳正氏、農相の小泉進次郎氏、前経済安保相の高市早苗氏の名が挙がっている。 

　出演はビートたけし、阿川佐和子。ゲストは大竹まこと、東国原英夫氏、真鍋かをり、東大准教授の斎藤幸平氏、石原伸晃氏、弁護士の結城東輝氏。