( 324713 )  2025/09/16 04:07:32  
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田久保真紀・伊東市長(伊東市のウェブサイトより) 

 

 議会の解散を報告した静岡県伊東市の田久保真紀市長が2025年9月12日にXで、自身をめぐる学歴問題に反応を示し、SNSで注目を集めている。 

 

■「大学は、卒業しておりません。除籍になっております」 

 

 田久保氏をめぐっては、学歴詐称疑惑を発端として25年9月1日に不信任決議案が市議会に提出され、全会一致で可決。田久保氏は11日までに自らの辞職・失職もしくは議会を解散するかの選択を迫られていた。 

 

 10日のX投稿では、「先ほど、議長室を訪問しまして市議会の解散の通知を致しました」として、自撮り写真を添え議会の解散を選択したことを報告した。解散に伴う市議選には約4500万円の費用がかかるといい、SNSでは賛否の声が広がっている。 

 

 これまでSNSでは学歴詐称疑惑についての言及を行ってこなかった田久保氏だが、12日、突如としてX上での投稿にリプライ(返信)する形で自身の状況を明かした。 

 

 14日・15日に伊東温泉競輪場で開催されるイベントに関するPR投稿を行った田久保氏に対し、X上で「大学卒業しているだから、伊東温泉競輪場のバンクの中で『卒業証書』を皆に見せえん罪を晴らしたらいかがでしょうか?」などと指摘された。 

 

 田久保氏はこれに、「大学は、卒業しておりません。除籍になっております」と返信した。 

 

 あらためて「除籍」に触れ、SNSでは「では、田久保市長が卒業証書と言っていたものは何ですか? その卒業証書らしきものはどこから手に入れたのですか? 早く公開して説明責任を果たすべきでは?」「それ、最初に問題になったときに、『大卒との記載は誤りで、除籍になっています』って言ってれば記載ミスを謝罪、訂正するだけでこんなに大問題にならなかったんですよ」など、困惑の声が相次いだ。 

 

 その後、投稿には多数のリプライが寄せられたが、田久保氏は15日まで本件に触れることはなかった。その一方で、イベントに際し「伊東競輪場に来て良かった」としたSNS上の投稿に、「こちらこそありがとうございました! 遠くからありがとうございます」とハートや笑顔の絵文字を交え返信するなど、「平常運転」を続けている。 

 

 

 
 

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