( 325046 )  2025/09/17 05:29:30  
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羽田空港第1ターミナルで、日本航空の委託先の保安検査係員(21)が乗客の現金を盗んだ事件が発生し、警視庁に逮捕された。

日本航空はウェブサイトでおわびし、捜査に協力する姿勢を示した。

係員は約150万円を盗んだと供述しており、保安検査は航空会社が行い、民間業者に委託されているが、慢性的な人手不足が問題視されている。

日本の保安検査は、米国の運輸保安局(TSA)のような国家機関にはなっていない。

(要約)

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保安検査員が乗客の現金を盗む事件が起きた羽田空港第1ターミナル(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 

 

 日本航空(JAL/JL、9201)は9月16日、羽田空港第1ターミナルの国内線保安検査場で、委託先の保安検査係員(21)が乗客の現金を盗み、警視庁に逮捕されたことを受け、ウェブサイトに「おわび」を掲載した。 

 

 JALは利用者への対応について、「速やかに検討しWebサイトにてお知らせいたします」としており、警察の捜査には全面的に協力していくという。 

 

 共同通信などによると、係員は保安検査場で乗客がトレーに置いた現金を盗み、8月ごろから約150万円盗んだと供述している。 

 

 日本の空港の保安検査は、航空会社が実施主体となり、民間の警備会社などに検査を委託。慢性的な人手不足が課題になっており、国土交通省航空局(JCAB)は空港管理者への移行に向けた準備を進めている。 

 

 海外では、24年前の2001年9月11日に同時多発テロが起きた米国の場合、事件後にTSA(運輸保安局)が創設され、日本の国家公務員にあたる連邦政府職員が検査を行っている。 

 

Tadayuki YOSHIKAWA 

 

 

 
 

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