( 325778 )  2025/09/20 04:09:33  
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自民党総裁選で訴える政策発表会見に臨む高市早苗・前経済安保担当相(撮影・中山知子) 

 

 自民党の高市早苗・前経済安保担当相(64)は19日、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)で訴える政策の発表会見の終了後、「経歴詐称じゃないんですか」などと繰り返し声を上げる記者の質問に、「私の名誉にかかわる」として、回答するひと幕があった。 

 

 高市氏は会見「日本と日本人の底力を信じてやまない1人として、立候補します」とした上で、「日本の国力を強くしていきたい。そのため、どこまでも経済成長を求めていく」「第一に、今、最も急がないといけないことは生活の安全保障」として、国民が苦しむ物価高対策への対応策を、政策集の最初のパートに記した。 

 

 高市氏の冒頭発言が50分ほど続き、その後質疑応答が予定の30分を超過して行われた。進行役が、会見後に高市氏が所用を控えていることを理由に「お時間になりました」として、会見を終えようとしたが、複数の記者が大声で質問を求めたため、一部の質問には応じた。 

 

 その後、会見はあらためて終了が告げられたがしたが、再び一部の記者から「経歴詐称疑惑があるのではないですか」「アメリカに弱みを握られているのでは」などと声が上がった。 

 

 進行役は会見を終えようとし、高市氏も「ありがとうございました」と述べて退場の準備を始めたが、「経歴詐称疑惑」との主張が止まらなかったことから、高市氏は「叫んでいらっしゃる方が。すみません、私の名誉にかかわりますので」とした上で、指名を受けていない記者の「不規則質問」に対応。「決して弱みなど握られておりません。私が、米国連邦議会の『コングレッショナル・フェロー』であったことは事実でございますし、文書もございます」と、記者の主張を完全否定し「以上です。ありがとうございました」と述べ、退室した。 

 

 総裁選には、高市氏のほかに茂木敏充前幹事長(69)、小林鷹之・元経済安保担当相(50)、林芳正官房長官(64)がすでに出馬会見を開き、小泉進次郎農相(44)は20日に出馬表明会見を予定している。 

 

 

 
 

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