( 325913 )  2025/09/20 06:39:29  
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新米などが並ぶスーパーのコメ売り場(19日、埼玉県草加市で) 

 

 農林水産省は19日、2025年産の主食用米の需給見通しを発表した。需要量は前年(711万トン)とほぼ同水準の697万~711万トンで、生産量は最大66万トン増えて728万~745万トンとなる。生産量の増加は、米価高騰で加工用などから主食用に転換する農家が増えたためだ。生産量が需要量を最大48万トン上回る見込みで、需給緩和につながる可能性がある。 

 

 需給見通しは例年、7月末に公表してきたが、24年産米は実績とかけ離れた見通しだったため、25年産は算出方法を見直し、2か月遅れで公表した。 

 

 一方、農水省が同日発表した全国のスーパーで8~14日に販売されたコメの平均価格(5キロ・グラム当たり)は、前週より120円高い4275円となった。値上がりは3週連続で、5月中旬の最高値(4285円)に迫った。新米を含む「銘柄米」の販売比率が前週より8ポイント高い78%となり、平均価格を押し上げた。 

 

 

 
 

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