( 325958 )  2025/09/20 07:16:13  
00

ロッテの益田直也投手=ZOZOマリンスタジアムで2022年5月6日、前田梨里子撮影 

 

 プロ野球史上5人目の通算250セーブまであと2セーブとしているロッテの右腕、益田直也投手(35)が8月、リリーフ失敗後にロッカールームのロッカーを殴って左手を骨折していたことが判明した。 

 

 球団の広報担当者は9月6日、「上半身のコンディション不良の状態が続いており、メディカルサイドによる見解としては今シーズンの復帰は厳しいとのことです」と説明していた。 

 

 複数の関係者によると、負傷したのは楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)のあった8月19日。1点リードの九回に登板したが、1四球と暴投などで2死三塁となり、辰己涼介選手に同点打を打たれて救援失敗。次打者に四球を与えたところで降板した。 

 

 その直後、ロッカーを殴って左手甲を骨折。手術を受け、全治数カ月という。翌日、出場選手登録を抹消され、250セーブ達成は来季以降に持ち越しとなった。 

 

 250セーブは一流選手の証しと言える名球会入りの条件の一つ。大記録到達目前で自ら体を傷つけ、シーズンを棒に振ることになった。 

 

 益田投手は関西国際大から2012年にドラフト4位で入団。14年目の今季は22試合に登板し、5セーブを挙げて通算248セーブとしていた。だが、8月17日のソフトバンク戦で敗戦投手になるなど精彩を欠いていた。【荻野公一、牧野大輔】 

 

 

 
 

IMAGE