( 326658 ) 2025/09/23 06:20:31 0 00 養老鉄道の旧近鉄車両(画像は引退済み編成)(たるなまさんの鉄道コム投稿写真)
養老鉄道養老線の鉄道施設や車両を所有・維持管理している養老線管理機構は、養老線の車両更新事業を進めています。
養老線では、養老鉄道への事業譲渡前に導入された旧近鉄車両を16両使用していますが、これらは製造から60年以上が経過し、老朽化が深刻になっているといいます。養老線管理機構では、安全で安定した鉄道輸送サービスを継続的に提供するとともに、省電力化による運行コストや維持管理費用の縮減などを図るため、旧近鉄車両の更新について検討を進めてきました。
新型車両は、総合車両製作所が製造。ステンレス製の車体やVVVFインバータ制御方式の採用により、車体強度や耐久性の向上、従来車両比での消費電力約50パーセント削減、安全性の確保などを実現するほか、LCD案内表示システムや自動放送装置、ユニバーサルデザインも導入するとしています。
車両のデザインは、沿線7市町の特徴を盛り込んだものとする予定。地域の魅力を県内外にPRする計画です。また、新型車両を活用したイベント開催による養老線への関心向上、最新車両導入による養老線の存続性・持続性アピールにもつなげる狙いです。
新型車両は、今年9月に詳細仕様の検討を開始。2028年度初頭に契約を締結し、2029年2月に第1編成を導入する予定です。養老線管理機構は、新型車両を2028年度から2033年度にかけて年1本ずつ増備し、旧型車両を置き換えるとしています。
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