( 326713 )  2025/09/23 07:14:58  
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『世界陸上』をアンバサダーとして盛り上げた織田裕二 (C)ピンズバNEWS 

 

 9月13日から21日にかけて開催された『東京2025 世界陸上』。1991年以来34年ぶりに東京で開催され、スペシャルアンバサダーを務めた俳優・織田裕二(57)の変わらぬハッスルぶりが注目を集めるなど、大いに盛り上がった。その一方で、視聴者からは同大会を放送したTBSの“要らぬ演出”を指摘する声もあり、物議を醸すことに——。 

 

 織田は1997年のアテネ大会から2022年のオレゴン大会まで、13大会連続で『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターを担当。23年のブダペスト大会には出演しなかったが、今回、大会スペシャルアンバサダーとしてカムバック。 

 

 しかし、9月20日の生放送番組『情報7daysニュースキャスター(『Nキャス』)』(TBS系)内で「これで本当に卒業」「老兵は去ります!」と、『世界陸上』からの引退を宣言。 

 

 その織田は『世界陸上』の最終日21日のラストに、「世界陸上は政治や戦争に左右されない真の世界一は誰かを決める世界最高峰の大会」だと、アツいメッセージを送った。 

 

「織田さんの『世界陸上』にかける情熱があらためて伝わる大会でしたよね。視聴者からは、《もしかしたら織田裕二が見たくて世界陸上見てたのかもしれない》などと、『世界陸上』には織田さんが欠かせない、という声が多数寄せられましたが、それだけに『Nキャス』のMCである安住紳一郎アナウンサー(52)と三谷幸喜さん(64)による、織田さんに対するイジりのようなやり取りに不快感を示す声も多く上がってしまいました」(女性誌編集者) 

 

 20日夜、織田は『世界陸上』のアンバサダーである今田美桜(28)と、『Nキャス』に国立競技場からの生中継で出演。大会の様子を振り返った後、安住アナが「ちょっと、今田さん……織田さんの横で、織田さん陸上に関して熱いから、ちょっと、持て余し気味というか、たぶんやりづらいこともあると思うんだけど」と語りかける場面があった。 

 

 

 今田は安住アナの質問に対し「織田さんのたくさんの熱量を、陸上に対しての熱量を聞いていて、もう、ハマリまくっております」と、ポジティブなコメントをしたが、三谷氏は「(でも)疲れたでしょ?」とたたみかけ、今田が笑いながら「やめてください!」と否定。織田も苦笑する——という場面があった。 

 

 生中継に慣れていない今田を気遣ったやりとりとも取れるが、この“織田イジり”に苛立ちを覚えた視聴者は多いようだ。 

 

《これは酷い 安住と三谷が面白く話したかもしれないけどかなり引く織田さんが可哀想》 

《三谷幸喜と安住アナの織田さんに対する当たりも意味不明に失礼だったし、TBSって世界陸上を放送してるけど、実は辞めたい?全くリスペクトがない!》 

《同じく大会アンバサダーを務める今田美桜さんを気遣う言い方といえば聞こえは良いが、織田裕二さんへのdisりそのもの》 

 

 などなど、安住アナと三谷氏に対する批判の意見が多く寄せられている。 

 

「織田さんと三谷さん、安住アナの良い関係性があってのイジりだったのでしょうが、視聴者にはそうは映らなかったようですね。熱く、真摯に『世界陸上』に向き合う織田さんを見ていた視聴者と『Nキャス』のスタジオには温度差があったのかもしれません……。 

 

 そしてもうひとつ、『世界陸上』最終日の終盤、TBSで多くの番組を持つお笑いコンビ・バナナマンが登場したことにも、“雰囲気がぶち壊し”だと憤る声が多いんです」(前出の女性誌編集者) 

 

『世界陸上』の本編は、進行役の江藤愛アナウンサー(39)に加えて、主に織田、今田、応援サポーターの&TEAM・K(27)の3人が担当していた。大会終了直後、バナナマンは9日間にわたる激闘のすべてを伝える生放送番組『スターアスリート感謝祭』のMCとして登場。織田ら3人や、出場したアスリートたちと名場面を振り返ったのだが、 

 

《TBSは世界陸上をわかってないなぁ バナナマンとかいらんのよ 織田裕二とアスリートのかけあいだけでいいのよ なんでこういう演出するかなぁ》 

《バナナマンは悪くないけど、あの雰囲気で二人の顔を見て、スーッと冷めた》 

《最後の振り返りバナナマンさんが良い悪いとかじゃなくて、純粋にあの世界陸上のメンバーでして欲しかったかな!バナナマンさんもあの雰囲気の急なMCは難しいと思うし》 

 

 といった、振り返り番組にお笑い芸人を加えたTBSの演出面に憤る意見が多く寄せられている。 

 

「『世界陸上』での織田さんは、常に全力で、豊富な知識と圧倒的な熱量で選手たちを30年近く応援し続けてきました。日本人選手に限らず、世界のどの選手に対してもリスペクトを持って、です。21日のラストメッセージの《当初は日本人選手が少なく、誰を応援したらいいかわからず。ただ、選手たちの運動能力に驚かされ、圧倒され、そのうち何人だから応援するとかどうでもいいと思うようになった。人類はどこまで遠く、速く、跳べるのか。いろんなものを背負って選手は戦っている。選手の数だけ人間ドラマがある》という言葉からもそれはよく伝わってきます。 

 

『世界陸上』ファン、視聴者はそんな織田さんの情熱を理解し、リスペクトしています。それだけに、そんな織田さんのアツさをいじるようなやり取りや、織田さんの要素を薄める演出などについて“余計なもの”と感じたのではないでしょうか」(スポーツ紙記者) 

 

《世界陸上は織田裕二じゃなきゃダメだろ》《卒業なんて言わないで…》など、織田の『世界陸上』からの引退宣言に寂しさを訴える声が多数寄せられている。2年後、次回大会が開催される中国・北京に、織田は本当にいないのだろうか——。 

 

ピンズバNEWS編集部 

 

 

 
 

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