石破茂首相は23日、国連総会に出席するために羽田空港を出発しました。

これは彼にとって退陣前の多国間外交を締めくくる訪問となります。

翌24日には一般討論演説を行い、国連改革を訴える予定です。

また、滞在中にはトランプ米大統領との短時間の会談が調整されています。

首相はトランプ氏との協力関係を評価し、後任者への引き継ぎを意欲的に考えていると述べました。

（要約）

訪米を前に記者団の質問に答える石破茂首相＝２３日午前、首相公邸 

　石破茂首相は23日午前、米ニューヨークで開催中の国連総会に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。 

　退陣を表明した首相にとっては多国間外交を締めくくる訪問となる。24日午前（現地時間23日夜）に一般討論演説に臨み、国連改革などを訴える。滞在中、トランプ米大統領と短時間会談する方向で調整している。 

　首相は出発に先立ち、首相公邸で記者団の取材に応じた。トランプ氏との面会について「1年間、トランプ氏とも随分協力関係を築いてきた。退任のあいさつとともに、次の方にもこれを引き継ぎたい」と意欲を示した。