( 327048 )  2025/09/25 04:09:17  
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記者会見で質問に答える国民民主党の玉木雄一郎代表=衆院第1議員会館で2025年9月24日午後1時8分、平田明浩撮影 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表は24日の記者会見で、自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農相が公約で、賃金の上昇などに合わせた所得税の基礎控除引き上げを掲げていることについて「率直に評価している」と語った。 

 

 小泉氏は公約で「物価や賃金の上昇に合わせて(所得税の)基礎控除等を調整する仕組みの導入」を主張している。玉木氏は「これまでの議論で、物価に加えて賃金の上昇率に連動させることは、なかなか政府・与党の理解を得られず、引き上げ幅が限定的にとどまった経緯がある」とした上で、「賃金に連動させることは小泉氏だけが言及していると思う」と述べた。 

 

 国民民主は2024年衆院選で、所得税がかかり始める「年収の壁」について、103万円に設定された1995年と比べて、最低賃金が1・73倍に引き上げられたことを根拠に「壁」も178万円に引き上げるべきだと主張。昨年12月には自民、公明との間で、25年中に178万円を目指して引き上げることで合意している。【安部志帆子】 

 

 

 
 

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