( 327273 )  2025/09/26 04:07:46  
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総裁選“最有力候補”の小泉氏 ©時事通信社 

 

 自民党総裁選の最有力候補とされる小泉進次郎農水相(44)。9月25日、小泉陣営で事務局長代理を務める小林史明衆院議員が記者団の取材に対し、週刊文春が報じた「ステマ指示」について事実関係を大筋で認めた。一体、「ステマ指示」とは、どのようなものだったのか。 「週刊文春」の記事 を再公開する。 

 

 9月22日に告示された自民党総裁選。その最有力候補とされる 小泉進次郎 農水相(44)の陣営が、ニコニコ動画に“ステマ”コメントをするよう指示するメールを出していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。 

 

 “ステマ”コメントをするよう指示するメールの送り主は牧島かれん事務所。牧島氏の父の故・牧島功元神奈川県議会議長は、小泉家に長年仕えてきた人物。娘の牧島氏も選対の「総務・広報」として、今回の小泉氏の総裁選を支援している。陣営関係者が語る。 

 

「事務所からメールで『ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲しい』と、ヤラセの書き込みをするよう要請があったんです」 

 

 つまり、好意的な意見を書き込んでおくことで、世間にあたかも小泉人気が圧倒的だと思わせ、「だったら応援しよう」と仕向ける作戦だ。いわゆるステルスマーケティングの一種と言っていいだろう。 

 

 小誌はそのメールを入手。すると、そこには書き込んで欲しい〈コメント例〉として、 

 

〈あの石破さんを説得できたのスゴい〉 

 

〈泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね〉 

 

 などの歯の浮くような文言が、計24パターンも羅列されていたのである。そして何より目を引くのが、高市早苗候補への誹謗中傷とも取れるコメント例だ――。 

 

◇ 

 

 9月24日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および25日(木)発売の「週刊文春」では、総裁選の候補者の資質を徹底検証。小泉氏のステマ疑惑に加え、高市早苗氏に2千万円を寄附した男性の正体、林芳正氏が政治資金でフグやステーキ会食を頻繁に行っていたことなどを詳報している。 

 

「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年10月2日号 

 

 

 
 

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