( 327331 )  2025/09/26 05:19:18  
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トヨタ自動車が静岡県裾野市に建設した次世代都市「ウーブン・シティ」が開業した。

この都市はモビリティカンパニーへと変革を目指すトヨタの取り組みであり、全体が実証実験場として機能する。

開発に参加する企業は約20社で、さまざまな技術やサービスの実証実験が行われる。

ウーブン・シティの敷地は約30万平方メートルで、第1期エリア(約5万平方メートル)には14棟が設置され、トヨタ関係者が入居を始めた。

一般市民の参加は2026年度から予定されており、最終的には約300人が居住する計画である。

(要約)

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開業を迎えたトヨタ自動車が建設した次世代都市「ウーブン・シティ」の第1期エリア=静岡県裾野市で2025年9月25日午後1時49分、本社ヘリから 

 

 トヨタ自動車が建設した次世代都市「ウーブン・シティ」(静岡県裾野市)が25日、開業した。トヨタは人やモノなどの移動全般を手がける「モビリティカンパニー」への変革を掲げる。街全体を実証実験場に、参画企業と人工知能(AI)や自動運転、ロボットなど新たな技術やサービスを開発する。 

 

 豊田章男会長は現地であった式典で「(ウーブン・シティは)未来のためのテストコースだ」と述べた。「woven(ウーブン)」は「織り込まれた」と訳され、トヨタの源流企業である豊田自動織機に由来。道が織り込まれた街、などの意味が込められている。 

 

 トヨタグループや参画企業ら計20社で始動した。開発に関わる企業や研究機関、個人などをはじめ、住民らが実生活を送るなかで、さまざまな実証実験を通じて各種データを蓄積し、社会課題の解決や価値創造につなげていくという。 

 

 ウーブン・シティ全体の敷地面積は約30万平方メートル。トヨタの子会社「ウーブン・バイ・トヨタ」が都市の主な開発を担う。25日に開業したのは第1期エリア(約5万平方メートル)で、居住施設や実験施設など計14棟。居住施設には同日から、トヨタ関係者の数世帯が入居を始めた。2026年度以降に一般市民も実証実験に加わり、第1期エリアには最終的に約300人が居住する計画だとしている。【鶴見泰寿】 

 

 

 
 

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