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前橋市の小川晶市長が複数回ラブホテルで市の男性幹部職員と会っていた問題で、共産党の前橋市議団が辞職勧告決議案を提出した。

この決議案には市長の行動によって市民の信頼が失われたことや職員家族への精神的苦痛が理由として挙げられている。

市長は記者会見で男女関係は否定したが、議会での説明は不十分とされ、市議団は市長に迅速な辞職を求めている。

小川市長は2024年に市長職に就いた女性市長である。

(要約)

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小川晶氏(小川晶氏のホームページから) 

 

 前橋市幹部職員の既婚男性とラブホテルで複数回面会した同市の小川晶市長(42)について、共産党の前橋市議団は28日までに、小川市長の辞職勧告決議案を市議会議長に提出したことを、公式サイトで明らかにした。 

 

 提出の理由として、「市政に対する市民の信頼を失墜し反省が認められない」とした他、幹部職員の家族、関係者に対し多大な精神的苦痛を与えたことなども列記。さらに「当該職員の降格処分を行いながら、市長自身は辞職の意思を表明していない」とも記載された。 

 

 共産党市議団は公式サイトで「2025年9月26日に行われた本会議において、党市議団は小林久子議員が討論の際に『小川市長が一昨日の記者会見で謝罪した問題は、社会的、道義的にも、市民や市職員、関係者の方々の信頼を大きく裏切るものです。小川市長は、しっかりと説明責任を果たすとともに、市行政のトップとしての自らの出処進退を早急に明らかにすることを求めるものです。』と市長に求めました」と報告。「日本共産党前橋市議団は『小川晶市長に対する辞職勧告決議案』を議長に提出したので報告いたします」と、市議4人の連名による決議案を公開した。 

 

 決議案では「小川晶市長に対し、次のとおり理由を示し、辞職を勧告する」として、6つの理由が以下の様に明示された。 

 

 1、市長の振る舞いにより職員、行政、議会に多大な混乱をきたし、市政に対する市民の信頼を失墜し反省が認められない。 

 

 2、市議会に対する市長の説明は、記者会見の内容を超えていない。そもそも議会に対し先に具体的な説明をすべきであり、これは議会軽視である。 

 

 3、市民の市政運営についての付託や信頼に対する裏切り行為である。 

 

 4、妻帯者である本市職員を伴い、ラブホテルに入る行為で当該職員の家族、関係者に対し多大な精神的苦痛を与えた。 

 

 5、公務時間中に私的に公用車を利用したこと。記録的短時間大雨情報のさなかにラブホテルに入る振る舞いなど各種の疑惑に対する説明が不十分である。 

 

 6、当該職員の降格処分を行いながら、市長自身は辞職の意思を表明していない。 

 

 

 

 共産党市議団はその上で「今回の不祥事によって前橋市民が不利益を被らないよう、そして、市政に対する市民の信頼を早期に回復し、次世代へ前橋市が受け継がれてさらに発展するため、小川晶市長に対し、速やかに市長の職を辞することを勧告するものである。以上、決議する」と主張した。 

 

 小川市長の疑惑はニュースサイト「NEWSポストセブン」で報じられ、小川市長は24日に急きょ会見の場を設けた。ホテルに行ったことは認めたが、「公私にわたる相談」をしていたとして、男女関係は否定した。 

 

 小川市長は中大法学部卒で、弁護士出身。群馬県議を経て、2024年から現職。初当選を果たした同年の市長選では「刷新」を掲げ、保守地盤で自民、公明両党推薦の山本龍前市長に大差をつけた。1892年の前橋市の市制施行後、初の女性市長となった。 

 

 

 
 

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