( 327988 ) 2025/09/29 03:46:36 0 00 高市早苗氏(25年9月撮影)
自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬している高市早苗・前経済安保担当相(64)は28日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に、ほかの4人の候補者とともに生出演。22日の候補者立会演説会で、地元の奈良を代表するシカを外国人が蹴り上げたとする自身の主張の根拠を問われ、事例を挙げながら説明した。
高市氏は立会演説会で、「奈良のシカを足で蹴り上げる、とんでもない人がいる。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるとすれば、何かが行き過ぎている」などと主張したが、その後の日本記者クラブでの討論会などで、根拠を問う声が相次いでいた。
この日、番組キャスターを務めるフジテレビの松山俊行解説委員から「外国人観光客が奈良公園のシカに暴行を加えているという話を出していましたが、本当に根拠に基づいた、例えば動画とかの情報をもとに言っているのかと、という批判も上がった。このあたり、実態はどういうふうに把握されたのか」と問われた高市氏は、さまざまな「根拠」について言及した。
今年4月に「県立都市公園条例」の施行規則が一部改正され、シカへの暴行などが禁止行為として追加されたことを念頭に「奈良県では今年4月に施行されたんですが、条例の施行規則まで変えた。要は、立法事実があるから、そうなったわけです」と主張。さらに「警察も、DJポリスが英語と中国語で奈良のシカを傷つけてはいけない、荒っぽい行為をしてはいけないと発信しているし、多くの方が(暴行を)目撃もしている」と述べた。また「旅館とかの方が『いつでも証言できる』と(言っている)。まあ、そういうものの積み上げです」と述べ、根拠を持った上での発言だと強調した。
「日本人も海外に行ったら、ちゃんとルールを守る。その方々が大事にしている文化や、大切にしているものを守ることは、大事だと思っている」とも訴えた。
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