( 328466 )  2025/10/01 04:41:10  
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総務省は、2024年度の全国公立病院の決算を発表し、844病院全体で3952億円の赤字となり、703病院が赤字で全体の83.3%を占め、いずれも過去最大の規模です。

この主な要因は、人件費の増加と医薬品価格の高騰で、赤字病院の割合が過去最高に達しました。

コロナ関連の国の支援があった2021年度には3256億円の黒字でしたが、23年度には赤字に転じ、24年度には赤字幅が1853億円に拡大しました。

診療に必要な費用のうち、職員の給与費は1374億円増加し、薬代も398億円増加しました。

(要約)

( 328468 )  2025/10/01 04:41:10  
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総務省の看板 

 

 総務省は30日、全国の公立病院の2024年度決算をまとめた。 

 

 844病院全体の経常収支は3952億円の赤字。赤字だったのは703病院で全体の83.3%を占めた。赤字幅、赤字病院の割合はいずれも過去最大。同省は、人件費の増加や医薬品などの価格高騰で経営状況が悪化しているとみている。 

 

 公立病院の収支は、新型コロナウイルス関連の補助金など国の支援が手厚かった21年度は3256億円の黒字だったが、23年度に赤字に転じた。人件費や材料費の増加が診療収入の伸びを上回り、24年度は赤字幅が1853億円拡大した。 

 

 本業の医業費用を見ると、約半分を占める職員給与費が1374億円増加。国の人事院勧告に伴う賃上げなどが影響した。薬代などの材料費は398億円増えた。  

 

 

 
 

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