( 328588 ) 2025/10/01 06:47:44 0 00 会見中、厳しい表情を見せる新浪剛史氏=2025年9月30日午後4時38分、東京都千代田区、浅野哲司撮影
「物言う財界人」として知られた新浪剛史氏が経済界の表舞台から姿を消す。違法性の疑われるサプリメントをめぐり福岡県警の家宅捜査を受けたことが判明して約1カ月。公益社団法人としての立場を重視する経済同友会は、新浪氏が代表幹事の職を続けるか否かで理事会の議論が二分された。新浪氏は進退と引き換えに収拾を図らざるを得なくなった。
「悔しい」。30日夕、都内で会見した新浪氏は口惜しさをにじませた。理事会で続投希望を表明したものの、議論の集約が難しい状態に陥った。「(賛否が)割れると思っていなかった。予想外だった」と述べた。今後は同友会の会員として残る。また、政府の経済財政諮問会議の民間議員についても「辞任するつもりがない」と語った。
処遇を判断するポイントだった代表幹事としての資格と資質は、いずれも意見が割れた。
朝日新聞社
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