( 328668 ) 2025/10/02 03:19:23 0 00 小泉進次郎農相(2025年9月27日撮影)
自民党総裁選(4日投開票)に立候補している小泉進次郎農相(44)は1日、自身が会長を務める党神奈川県連が、総裁選の投票資格を持つ党員数を訂正したことをめぐる週刊文春電子版の報道に抗議し、記事の訂正を求めるなどとした内容のコメントを発表した。
進次郎氏の地元神奈川で総裁選の投票資格を持つ党員の人数について、党総裁選選管は9月27日、「5万7344人」から「5万8170人」に、826人分の増加を発表。一方、同30日夜に配信された「文春オンライン」は、神奈川の自民党員826人が、進次郎氏が会長を務める神奈川県連から「勝手に離党させられていた」などと報じ、対象の党員の多くが、昨年の総裁選で高市早苗・前経済安保担当相(64)を支持していたとも報じた。
進次郎氏は文春報道に対し、党員の離党手続きが行われたのは総裁選の実施が決まる前の今年6月だとし、「総裁選の開催に関連しようがない」と主張。手続きが適切だったかは、今後県連で調査するとした。神奈川県連の梅沢裕之幹事長は1日、急きょ会見し、党員数の訂正は「県連のミス」とした上で「混乱を招いた」として謝罪。「県連がだれかを利するために党員を離党させるとか、そういうことはあり得ない」と、報道内容を完全否定した。
進次郎氏は先月22日の総裁選告示直後にも、「ニコニコ動画」で自身に好意的なコメントを投稿するよう陣営内で要請が行われた「ステマ問題」を文春に報じられた。総裁選で他候補をリードしているとされる進次郎氏への、2週連続の「文春砲」。自民党内では困惑の声が出ているほか、進次郎氏陣営内では、最終盤となっている選挙戦への影響を懸念する声もある。
「ステマ問題」では事実関係を認めて謝罪した進次郎氏だが、今回は「総裁選挙に不当な影響を与えかねない不適切な報道」として、強く反論。代理人弁護士と相談し、記事の訂正を求める考えを示しており、1歩も引かない構えだ。
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