( 328693 )  2025/10/02 03:48:49  
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 田崎史郎氏 

 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、TBS系「ひるおび!」に出演。最終盤を迎えた自民党総裁選に情勢について分析した。 

 

 番組では4日投開票を迎える総裁選の議員票の争奪戦が激化していることを取り上げた。 

 

 高市早苗氏の選対本部長を務める中曽根弘文氏が9月29日、麻生太郎氏を訪問。さらに高市氏も30日に麻生氏を訪ねて、支援を求めた。 

 

 田崎氏は「高市さんが麻生さんにアプローチされてますけども、麻生さんが去年の秋、高市さんを支持したのは石破さんにしたくないっていう一心なんですよ。高市さんが素晴らしい人だから支援するってことじゃなくて、石破さんにしたくないから高市さん支援したんですね」と解説。「その結果、負けたわけですよ。麻生さんも負けたし、茂木さんも負けているわけですね。その結果、人事でも処遇されないわけですよ。そういう意味では、今度勝ち馬に乗る…、というか自分が乗ったことによって、その人が総理総裁になる。そういう状況を作りたいんじゃないかと思います」と高市氏を支持する可能性はないと推測した。 

 

 一方、昨年の総裁選で小泉氏と争った上川陽子前外務相が9月30日、小泉氏を支持する意向を表明。田崎氏はこの動きについて「上川さんがついたことは大きくて。小泉陣営は上川さんは林さんの方だろうと最初見てたんです。難しいだろうと思っていたんだけども、上川さんが小泉さんについたのは大きいですよ」と、ライバルである林芳正氏と同じ旧岸田派の上川氏が支持したことは大きな意味を持つと指摘した。 

 

 これで河野太郎氏、小泉氏の選対本部長を務める加藤勝信両氏に加え、昨年の総裁選に出馬した3氏が小泉氏支持を表明したことになり、「去年総裁候補になった人たちは数人かの票を動かせる人たちなんですよ。票を持ってついていってる」と小泉氏への議員票の流れが加速していると述べた。 

 

 

 
 

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