経営不振の日産自動車が売却を検討しているサッカーJ1の「横浜F・マリノス」に、横浜市の家電量販大手ノジマが買収先として浮上しています。

ノジマの社長は、「話があれば検討する」と述べ、正式な打診があれば慎重に検討する意向を示しました。

ただし、他の大手IT企業も候補に上がっており、入札が行われれば価格が高騰する可能性があります。

ノジマはまた、日産が交渉中のマリノスの本拠地の命名権にも入札参加を考えています。

（要約）

家電量販大手ノジマの看板＝横浜市西区 

　経営不振の日産自動車が売却を検討しているサッカーJ1「横浜F・マリノス」について、横浜市に本社を置く家電量販大手ノジマが売却先に浮上していることが1日、分かった。 

　ノジマの野島広司社長は同日、来春入社予定者らを対象とした内定式後、記者団に「話があれば検討する」と話した。正式に打診されれば、買収額や運営費に見合う宣伝効果が得られるかなどを慎重に見極めたい考え。 

　ただ、大手IT企業なども売却先候補に挙がっているとみられ、入札になれば金額が膨らみ、買収のハードルは高くなりそうだ。 

　ノジマはまた、日産が横浜市と減額交渉をしているマリノスの本拠地、横浜国際総合競技場（日産スタジアム）の命名権について、入札が実施されれば参加する方針を明らかにした。