( 328983 )  2025/10/03 04:22:26  
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小泉進次郎農相(2025年9月27日撮影) 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は2日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。自民党総裁選(4日投開票)に立候補している小泉進次郎農相(44)が会長の党神奈川県連で、総裁選の投票資格を持つ党員数826人が訂正されたことをめぐる「週刊文春」の報道に、「(総裁選の話題として)こういう話ばっかりだというのが残念なんですよね」と、苦言を呈した。 

 

 進次郎氏の地元神奈川で、総裁選の投票資格を持つ党員の人数をめぐり、党総裁選選管が9月27日、「5万7344人」から「5万8170人」に、826人分の増加を発表。一方、同30日夜に配信された「文春オンライン」は、昨年の衆院選で落選した元議員が勧誘した神奈川の自民党員826人が、進次郎氏が会長を務める神奈川県連から「勝手に離党させられていた」などと報じ、対象の党員の多くが、昨年の総裁選で高市早苗・前経済安保担当相(64)を支持していたとも報道。今回の総裁選告示後、投票用紙が届かない党員からの問い合わせで離党手続きが発覚し、復党手続きが取られたという。 

 

 進次郎氏は1日、文春オンラインの報道内容は事実ではないとして抗議するコメントを発表し、記事の訂正を求めている。また神奈川県連は、826人の離党は事務的なミスだったとして、謝罪し、何らかの意図を持った離党手続きではなかったと主張した。 

 

 番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「このタイミングで、というところだと思います」と、選挙戦最終盤での、有力候補の1人である進次郎氏に関する報道であることを念頭に触れると、玉川氏は「これ(報道内容)も、意図的にやったということを裏付けるには、ちょっと弱いかなと思う」と私見を示した上で「こういう話ばかりになっているというふうなところが、やっぱり、総裁選、弱いな、というような感じがする」と、議論の低調さなどどこか盛り上がらない今回の総裁選が念頭にあるのか、そう口にした。 

 

 「実質的に日本の総理を選ぶ選挙で、自民党員しか投票できないところも特殊ですが、もう少し、日本をどうするかという話をきっちりやってほしい」と指摘すると、羽鳥が「そういうところじゃないですもんね。ステマとかこれとか…」と、総裁選中に進次郎氏に報じられた2つの「文春砲」に言及。すると玉川氏は「どうでもいいところじゃないですか。はっきり言えば」と、語気を強めながら指摘した。 

 

 「逆に、そういうところにこだわったり、票をどういうふうに配分するか、みたいなところばかりやっているんじゃなくて」と主張し、「人口減少など、日本が抱えている大きな問題をどうするんだという話を(候補者が)競って欲しいんですよね。そうならないことがすごく残念です」とも、口にした。 

 

 総裁選には小林鷹之・元経済安保担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗・前経済安保担当相(64)も出馬している。 

 

 

 
 

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