( 329683 ) 2025/10/06 04:34:33 0 00 TBS放送センター
ノンフィクションライターの石戸諭氏が5日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演。自民党の高市早苗新総裁の人事について、幹事長を小泉進次郎氏にするべきだと持論を述べた。
高市氏は4日の総裁選で決選投票の末、小泉進次郎氏を破って第29代の総裁に選出された。
石戸氏は「実現の可能性はともかくとしても」と断った上で、「石破さんが失敗したのは対抗馬であった高市さんをうまく処遇できなかったことに尽きると思います」と石破首相が総裁選を争った高市氏を要職に起用できなかったことが短命に終わった原因だと述べた。
「対抗馬をうまく処遇できないとその支持層がアンチに変わっていく。非主流派をうまく処遇されないぞなんてことになると、党内融和どころじゃなくなってくるので。一定の支持があり、対抗馬だった進次郎さんをきちんと処遇しなければいけないと思います。それが幹事長であると、自民党の幹事長として最年少になるのでインパクトはあると思います」と話した。
総裁選の決選投票では、麻生太郎元首相が自らの派閥に高市氏支持を打ち出し、高市新総裁誕生の流れを作った。現在党役員人事では、麻生派幹部の鈴木俊一総務会長が幹事長にあてることで調整に入っている。
石戸氏はこうした動きに「派閥の論理が幅を利かせてしまって。今、有力だと言われていますけど、麻生派の重鎮である鈴木さん、今総務会長をやっている鈴木さんをスライドさせてしまうようなことが起きてしまうと、“ああ、また派閥の論理”かと、“自民党っていうのは、ここで貸し借りをやってしまう政党なのね”って思われてしまう」と指摘。「女性初の総理大臣になるかもしれないっていう、このインパクトを維持するためには、対抗馬をどれだけ丁寧に扱っていけるか、要職に就けられるかだと思っています。それがないと、高市さんを引きずり降ろしてやろうじゃないというところにすぐ動きかねないので」と私見を述べた。
高市氏は、総裁選で争った小泉氏を含む4人の処遇について「全員もちろん活躍していただく」と話しているが、石戸氏は「要職に就けると言いながら、大臣留任だとインパクトに届かないかなと思います」とも述べた。
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