( 329708 ) 2025/10/06 05:04:10 0 00 自民党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長(2024年8月5日撮影)
自民党の逢沢一郎総裁選挙管理委員長は5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。4日に投開票された総裁選で高市早苗新総裁(64)が誕生したことを報告するとともに、高市氏が選出直後の演説で口にし、賛否を呼んでいる言葉を念頭に、コメントをつづった。
高市氏は総裁としての初演説で、今後の自民党について「全世代総力結集、全員参加で頑張らなきゃ立て直せません。全員に馬車馬のように働いていただきます」と述べた上で「私自身も、ワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と「働いて」5連発で、新総裁として仕事にかける強い覚悟を示した。
ただ、続けてあいさつした石破茂首相が「あそこまで『ワークライフバランスやめた』と言われると大丈夫か、という気が…」と苦言を呈したほか、ネット上でも「国民に強いないで」「働き過ぎを美徳とする考え方こそ、日本を疲弊させてきた原因」など、疑問視する声がある。4日にはXで「ワークライフバランス」がトレンド入り。「初手から時代に逆行していて素晴らしい」「高市早苗新総裁、ワークライフバランスは捨てて働く、自民党議員の皆も働きまくってもらうぞと言っていて草」「よく言った。これだよ」など、高市氏の発言を支持するコメントも多く、賛否が割れる状況になっている。
逢沢氏は、こうした経緯を踏まえたのか「自民党員の選択は高市早苗さんです。自民党は高市新総裁を先頭に、解党的出直しに相応しい党再生に挑みます」と結果を報告した上で「日本を前進させる政策を全面展開で、国民の期待に応えます。日本が激動の国際社会を生き抜くため私たちは働きます。国民の皆様は、ワークライフバランスに気をつけながら活躍下さい」と投稿。自民党議員は働くものの、国民にはワークライフバランスに留意した活動を呼び掛ける内容となっている。
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