( 329838 )  2025/10/07 02:59:32  
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自民党本部に入る高市総裁(5日、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影 

 

 自民党の高市総裁は7日に役員人事を決定し、新執行部を発足させる。党四役では、幹事長に鈴木俊一総務会長(72)、総務会長に有村治子・元女性活躍相(55)、政調会長に小林鷹之・元経済安全保障相(50)、選挙対策委員長に古屋圭司・元国家公安委員長(72)をそれぞれ内定した。麻生太郎最高顧問(85)は副総裁に充てる。 

 

 閣僚人事では、官房長官に木原稔・前防衛相(56)を起用する方針だ。総裁選で5位だった茂木敏充・前幹事長(69)は外相などの重要閣僚に起用する。決選投票に進んだ小泉進次郎農相(44)も引き続き閣内で処遇する方向で調整している。 

 

 鈴木、有村両氏は、麻生氏が率いる麻生派(43人)に所属する。鈴木氏は麻生氏が起用を求め、有村氏は総裁選で高市氏の推薦人だった。麻生氏は総裁選の決選投票で同派議員に高市氏に投票するよう指示した。 

 

 小林氏は保守的な政治信条が高市氏と共通する。総裁選は4位で、決選投票では高市氏を支持した。古屋氏は高市氏の推薦人代表だ。 

 

 幹事長代行には、萩生田光一・元政調会長(62)を起用する。萩生田氏は、所属した旧安倍派の政治資金規正法違反事件に関連し、2024年4月に党の役職停止1年の処分を受けた。今年8月には、同法違反で略式起訴された政策秘書が罰金30万円などの略式命令を受けた。国会対策委員長には梶山弘志・元経済産業相(69)を起用する。 

 

 

 
 

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