( 329908 )  2025/10/07 04:20:08  
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6人が乗っていたとみられる軽乗用車(3日午前、三重県名張市で) 

 

 三重県名張市上小波田の国道165号で軽乗用車が横転し、男女6人が死傷した事故で、運転席のシートベルトが留め具で固定された状態だったことが、捜査関係者への取材でわかった。全員が車外に投げ出されていることから、県警は、シートベルトを正しく装着していなかったとみて詳しい状況を調べている。 

 

 捜査関係者によると、運転席と助手席では事故後も、シートベルトは留め具に差し込まれていた。ベルトを装着していれば、事故の際に外に投げ出されることはないといい、県警は、ベルトの上からシートに腰を下ろしていた可能性があるとみている。ベルトの未装着時の警告を消そうとしたとの見方もある。 

 

 事故を起こした軽乗用車の定員は4人。後部座席でもシートベルトを装着していなかったとみられる。 

 

 事故は3日未明に発生した。軽乗用車は山あいの右カーブを走行中、縁石に接触しながら電柱に衝突。乗っていた6人は、横転した車の近くの路上で通行人に発見された。いずれも名張市内に住む16~23歳の男女5人が死亡し、16歳の男子高校生が重傷を負った。県警は運転者や座っていた位置の特定に向け、5人の司法解剖などを進めている。 

 

 

 
 

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