( 330748 )  2025/10/10 05:48:36  
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「Coke ON」に登録されているコカ・コーラの自動販売機 

 

 日本コカ・コーラの自動販売機で売られている商品の表示方法が紛らわしいとするX投稿が、2025年10月5日ごろからSNS上で注目を集めた。具体的には、440ミリリットルの商品を500ミリリットルと誤認して買ってしまったとする投稿だった。 

 

 この投稿に対し、他の利用者からも同様の体験談が寄せられている。同社の広報部は10月8日、「過去にも容量に関するご意見をいただいたことはございます。いずれも社内で共有し、今後の取り組みに生かしてまいります」と取材に回答した。 

 

■商品見本は実際のサイズで制作している、と説明 

 

 注目を集めた投稿では、同社の紅茶ブランド「紅茶花伝」の一商品の容量を誤認したと訴えている。誤認する理由について、商品見本の下部にある広告スペースが一体化しているように見えるとの声が寄せられているほか、容量表記が小さい、商品見本の写真を大きくしているのではないか、などの指摘もあった。 

 

 日本コカ・コーラの広報部は8日、同社の自販機に配置しているフィルムタイプの商品見本はすべて実際のサイズで制作していると、取材に説明。また、見本の下部に広告スペースを設け、左下に容量を明記することも統一しているとする。 

 

 主に指摘されていたのは、商品見本と広告スペースの一体化による誤認だ。こうした声に対し、広報部は「お客様の声として、真摯に受け止めております」とコメントした。 

 

 では、同社には、消費者に分かりやすくするための表示基準などはあるのか。商品の容量を表示する場所は「購入ボタン近くの位置」で、「同じ場所に同じサイズで」掲出する基準があるという。これは事前の調査を踏まえたものだと説明している。 

 

 自販機の表示方法を変更する予定については、「現時点ではございませんが、今回のSNS投稿やお客様の声は真摯に受け止め、今後の取り組みに生かしてまいります」としている。 

 

 J-CASTニュース記者は、コカ・コーラ公式アプリ「Coke ON」に登録された複数の自販機を確認した。おおむねの商品見本には容量が記載されているが、小さいように見えた。また商品見本と広告スペースの境界線が分かりづらいものもあった。なお、Xで注目を集めた投稿と同じ商品は見つからなかった。 

 

 

 
 

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