( 331113 )  2025/10/12 03:11:16  
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自民党総裁の高市早苗氏(2025年10月撮影) 

 

 政治ジャーナリスト田﨑史郎氏が11日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜午前11時30分)に生出演。公明党との連立政権を解消した自民党の高市早苗総裁をめぐる首相指名選挙の展望を解説した。 

 

 番組では、連立解消によって、衆議院で自民党196票に対し、立憲民主党148票、日本維新の会35票、国民民主党27票の合計が210票と上回るため、野党統一候補が立候補し、第1回目の投票で過半数候補ないと、公明党の24票が失った自民党が決選投票で敗れる可能性があることを伝えた。 

 

 田﨑氏は「決選投票は(票が)多い人が当選するので、野党がまとめた人、例えば(国民民主代表の)玉木さんが首相指名選挙で候補になるならば、そっちの数が多いと、玉木政権になっていくわけです」と説明した上で「それを阻止するための自民党の方策はひとつだけあって、公明党に『高市早苗さん』と書いてもらわなくてはいけないわけです。唯一の方法」と語った。 

 

 一方で、公明党が、野党候補への投票は否定していることも伝えると、「公明党が『斉藤鉄夫さん』と書くと、無効票になるんですけど、比べると自民党が負けちゃう。公明党の協力が本当は必要なんです」とコメント。「高市さんが『一方的に打ち切られた』みたいな話をすると、公明党はますますヘソを曲げていくわけですよ」と、高市総裁が斉藤代表との会談後に口にした言葉が悪影響を及ぼす可能性も指摘した。 

 

 公明党が高市総裁の名前を書くかについては「今は思っていません」と断言。「1回目で斉藤さんを書くのは決めているんですけど、決選投票でどこに投票するかはまだ何も決めていない。決めてないんだけど、野党に投票しないことだけははっきりしている」とした上で、公明党の票がなければ野党統一候補に勝てない状況に再度言及。「自民党はあまく見ない方がいいと思いますよ」とクギを刺し「あんまり公明党の感情を逆なでしない方が政権維持は可能になると思う。このまま行くと危ないです」と指摘した。 

 

 

 
 

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