( 331203 )  2025/10/12 04:57:40  
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国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年7月撮影) 

 

 国民民主党の玉木雄一郎(56)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。前日の「内閣総理大臣を務める覚悟があります」との投稿について、誤認している人がいるとして、真意を伝える内容の「切り抜き」をリポストした。 

 

 玉木氏は10日に、「私には内閣総理大臣を務める覚悟があります」との宣言に加えて、立憲民主党で玉木氏を野党統一候補とする案が出ていることについて「曖昧にしてはならない国家運営の基本政策の一致を求めているのです」と、立憲側の政策一致を求める内容をポスト。今回、この投稿について「私のこのポストの意味を『誤認』している人がいるとの指摘を受けました」とつづると、「私の言いたいことと真逆の認識の方もいて驚いたので、念のため、昨日夜に配信した動画を『おもち』さんが切り抜いてくれているので、貼っておきます。解説動画です」と、玉木氏のライブ配信動画を文字起こしした一般投稿を引用した。 

 

 引用は、玉木氏が立憲民主党から離脱し、国民民主党を立ち上げた経緯を語った内容。「私がそんなこと思うわけないじゃんか。どんな想いで立憲と別れたか知ってんのか」と切り出すと「そこは今日の榛葉幹事長の会見とか私の話を聞いていただいたらわかりますけど、選挙のことだけ考えて政策を曲げて、ごまかしてやるんだったら、あのとき立憲に行ってますよ」との内容に続いて「でも選挙で落ちるかもしれないからと言ってそれでも政策と理念に従おうと思って踏ん張ったのが我々なんだよ。まあ私は当選回数重なっていたからね。それでも選挙勝てるかなと思ったけど、当時の浅野さん(浅野哲幹事長代行)や西岡さん(西岡秀子国対委員長代行)は大変だったと思うよ。でもそれでもあの時覚えてるのは、西岡さんは要は共産党も一緒にやったら、1対1になったら勝ちやすいからって中で、西岡さんは逆ですよ。むしろ共産党は代表立ててくださいって言いに来たんですよ。やっぱりそういうとこと調整するんじゃなくて、自分の信念をちゃんと有権者に対して伝えたい訴えたいって言って覚悟を決めて集まり、そして2021年戦ったのが、今の国民民主党なんですよ」とした。 

 

 

 

 さらに「こんな我々がね、政策の一致もないのに立憲とかと数合わせでやるのことは絶対にありません。それは皆さん信じてくださいよ。そんなのだったら国民民主党を残した意味がないんだから。そういうことをね、ある意味武士は食わねど高楊枝みたいに頑張ってきたから、なんとかみんなに支えられてここまで来れたと思うから。政策曲げてまで数合わせするんだったら国民民主党はいらないんです」と明言した。 

 

 玉木氏は10日の投稿では「私には内閣総理大臣を務める覚悟があります」と切り出すと「だからこそ、政権を共にする政党には、安全保障を軸とした基本政策の一致を求めています」とコメント。続けて「立憲民主党には、首班指名の対象として私の名前を出していただき、身が引き締まる思いです」と言及した上で「であれば、憲法違反としてきた平和安全法制の扱いなど安全保障に関する基本認識や、原子力発電を認めるのかなど、曖昧にしてきた基本政策について、立憲民主党の皆さんが、国民民主党の政策に沿って一致結束した行動を取れるのか、ぜひ、党内調整と機関決定をしていただきたいと思います」と求めた。また「政権を担うとは、我が国に起こるすべてのことに責任負うことです。物価高騰対策はするけど、安全保障政策は脇に置いてお休みです、とはいかないからです。トランプ大統領も今月末には日本にやって来ます」と指摘。「私は内閣総理大臣を務める覚悟があります」と繰り返すと「だからこそ、曖昧にしてはならない国家運営の基本政策の一致を求めているのです」と持論を述べていた。 

 

 玉木氏の投稿は、自民党の高市早苗総裁に対し公明党の斉藤鉄夫代表が連立政権離脱を伝えた会談の直後のタイミングに行われた。 

 

 

 
 

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