( 331343 ) 2025/10/12 07:38:55 0 00 街なかや郊外の道路で、木陰や建物の影に隠れて取り締まりをする警察官。身を隠すのには明確な理由がある。
運転をしているときに、ふと周囲に目を配ると、警察が隠れて取り締まりをしている様子を見かけることがあります。このような取り締まりの様子を見ると、「ズルくない?」や「卑怯じゃない?」という声をあげる人がいます。しかし、隠れて取り締まりをするのには、れっきとした理由があるのです。
交通社会を見ていると、警察がいる場面ではルールを守って走り、パトカーや白バイの姿が見えなくなると違反するという運転者を見かけることがあります。
警察の目が届く範囲でルールを守るというのは、交通違反で取り締まられないようにするという対策としては有効です。しかし、日常的に交通違反をしている運転者を取り締まる方法には適していません。
このようなことから、警察はあえて運転者から見えづらい場所に身を潜めて交通違反の取り締まりをしているのです。
前述したとおり、日ごろ交通違反をしているものの、警察の前でルールを守った運転をする潜在的な違反運転者を取り締まるために、警察は隠れて交通違反の取り締まりをしています。
よく隠れている警察に取り締まられた違反者は、「(警察が)いることがわかっていたら捕まらなかったのに……」や「隠れずに堂々としていれば、ちゃんと走るのに……」といい訳することがありますが、これは自ら「普段は違反しています」といっているようなものです。
警察は、このような「普段は違反をしています」という運転者を取り締まるために、木陰や建物の影などに身を潜めて違反運転者の取り締まりをしているのです。
物陰などに隠れている警察をはじめ、パトロール中のパトカーや白バイなどに取り締まられないようにするためには、日ごろからルールをきっちり守って運転するという方法が一番の近道といえるでしょう。
また、日常的に法令順守していれば、警察に怯えたり、取り締まられて切符を切られたりすることもありません。
隠れている警察に取り締まられたり、思わぬところで捕まったりしないためにも、いま一度自分自身の運転を見直し、ルールに則った運転をしているか確認することをおすすめします。
もし、違反運転がクセになっているようであれば、運転するときに交通違反しないよう意識して、少しずつ矯正していくのが有効な方法です。ルールを守った運転、つまりよいクセ付けるためにも、運転するときに「ルールを守る」を意識してみてはいかがでしょうか。
齊藤優太
|
![]() |