( 124128 )  2023/12/23 10:52:37  
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ユニクロが海外展開先で聞かれた衝撃の一言「わが国に何をしてくれるのですか」



( 124129 )  2023/12/23 10:54:08  
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ユニクロが循環型ビジネスに本格的に取り組んでおり、その一環として、古着を販売するポップアップストアを東京・原宿店で期間限定で展開しました。この取り組みは、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏の過去の海外展開経験と、環境問題への対応の必要性から生まれたものです。

ポップアップストアでは、顧客から回収したユニクロ衣料による古着をリメイクやリユース形式で販売しました。リメイク品は染め加工と洗い加工を施し、リユース品は厳選されたまだ着用可能な衣料を洗濯・検品後に販売しました。価格設定は手頃で、利益の一部は渋谷区社会福祉協議会に寄付されました。

ユニクロでは、この古着販売を「RE.UNIQLO」プロジェクトの一環としています。また、店舗での古着の修理やカスタマイズサービス「RE.UNIQLO STUDIO」も展開しています。これらのサービスは、ユニクロがサステナビリティをビジネスモデルの中核として取り入れた結果です。

今回の古着プロジェクトは、古着と新品が共存する共存型ビジネスモデルを構築し、業界をリードする目的で行われました。ユニクロは、資源の枯渇や環境破壊に対応し、企業の存続を図るために、循環型ビジネスモデルを目指しています。(要約)

( 124130 )  2023/12/23 10:54:29  
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 ユニクロが循環型ビジネスに本格的に取り組んでいる。

 同社は10月11~22日までの12日間、期間限定で古着を販売するポップアップストアを東京・原宿店で展開した。古着を販売したのはこれが初めてで、今回のトライアルをもとに事業化の実現性を検討したいという。

【写真】シェルバ英子部長

 ユニクロが古着販売によって循環型ビジネスに取り組む理由は何か。背景にはファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏が20年以上前に経験した海外展開でのエピソードと、そこから得た強い思いがあった。

驚くべき低価格の古着 背景は?

 フリースブームに火を付けたユニクロ原宿店に登場した「UNIQLO古着プロジェクト」のポップアップストア。販売しているのは、顧客から回収したユニクロの衣料による古着だ。

 商品は大きく分けて2種類ある。1つは、染め加工と洗い加工を施してリメイクした古着。染め加工はユニクロのパートナー企業である石川県の小松マテーレ社が担当した。独自の染色技術によってヴィンテージな風合いに仕上げられたカジュアルシャツ、Tシャツ、スウェットなどが並ぶ。

 もう1つは、リユースの古着だ。回収した衣料の中から、まだ十分に着られるものを厳選して、洗濯と検品をしたものだ。ウールやカシミヤはニットを専門に生産する東京・東雲のユニクロ関連会社工場「イノベーションファクトリー」で洗濯し、毛玉を取り除いた上で販売している。

 目を引いたのはリユース古着の価格だ。もともと1万2900円だったカシミアセーターを3000円で販売していたほか、カジュアルシャツやスウェットは1000円から、アウターやボトムスは1500円からと、手頃な価格に設定していた。

 ユニクロが古着販売に取り組んだのは初めて。今回はあくまでトライアルで、利益の一部は渋谷区社会福祉協議会に寄付する。ユニクロで社会貢献やサステナビリティに2001年の入社当時から関わっている、グローバルマーケティング部サステナビリティマーケティングチームのシェルバ英子部長は、古着販売は循環型社会を目指す取り組み「RE.UNIQLO」の一環だと説明する。

 「全商品を対象とした回収活動を始めたのが06年です。そのうち8割強をリユースして世界中の難民キャンプに届ける活動を20年近く続けています。私もアフリカの国々を中心に15カ国ほど足を運びました。

 当初は人道支援が中心だったものの、今では環境問題への対応を急ぐ必要も出てきています。そこで、サステナビリティを事業の中に取り込んで、循環型の新しいビジネスモデルを作っていこうと、21年12月に発表したのが『LifeWear=サステナビリティ』という考えです。古着の販売は当時から構想していて、2年近く経ってようやくトライアルにこぎつけることができました」

世界に1つしかない付加価値

 ユニクロでは循環型ビジネスモデルを発表後、今回の古着以外にもサステナブルの観点を取り入れたサービスの提供を始めている。その1つが「RE.UNIQLO STUDIO」だ。古くなったユニクロの服を修理するリペアや、自分の好みにカスタマイズするリメイクが店舗でできる。

 リペアとリメイクは、独ベルリンにある店舗で開催したワークショップから生まれた。国内外のごく一部の店舗でトライアルしたのちに、今年4月に群馬県前橋市にオープンした「UNIQLO LOGO STORE」第1号店の前橋南インター店で本格導入した。今年9月末時点では14の国と地域の33店舗で展開。日本でも9店舗に導入していて、今後も拡大していく。

 この「RE.UNIQLO STUDIO」は、単にリペアやリメイクをするだけではない。リメイクでは日本の伝統的な刺しゅうの「刺し子」をはじめとする、豊富な刺しゅうのメニューを用意しているほか、ジーンズやTシャツからトートバッグを作るなど、世界で1つだけのアイテムを作れる。

 今回の古着プロジェクトで提供したのも、世界で1着だけの古着だ。前述したヴィンテージな風合いを出す高品質な染め加工のほか、古着を自分好みにカスタマイズできるワッペンも用意した。シェルバ部長はその狙いを次のように明かす。

 「古着であってもお客さまに楽しんでいただきたいですし、それなりの価値があるものでなければ買ってもらえないと思います。今回は時間をかけて、弊社としても販売したくなるような付加価値がある古着を用意しました。

 小松マテーレさんと組んだ染めの技術や、自社工場の技術を使うことで、他の古着屋さん以上のクオリティーを担保しながら、ユニクロのプライスで提供する。このクオリティーとプライスをようやく実現できる段階にきています」

古着と新品の販売をどのように成り立たせるか

 今回の原宿店では、毎日常時400点から500点の古着を用意した。ただ現時点で、古着を直ちに多店舗で販売することは考えていない。シェルバ部長によると、今後も日本国内の店舗でのトライアルを通じて、事業化の可否を検討していく方針だ。

 「ユニクロの商品であり、ユニクロで買いたい価格というお客さまの期待は裏切りたくないと考えて、今回の価格を設定しました。古着を量産していくことは現時点では考えていません」

 一方ビジネスとして展開する上では、まだまだ課題があるという。

 「今はお客さまから無償で回収することによって古着を調達しています。難民キャンプに救援物資として送る計画以上に古着が集まっていますので、今回はその中から商品化をしました。ただ、本格的にビジネスとして進めるのであれば、お客さまから買い取るなど回収のスキームも見直さなければなりません。

 また、本当に古着を買ってもらえるのか、販売するまでは全く分かりませんでした。古着と新品を一緒に販売することが成り立つのかを、今回のトライアルの結果から検証したいと思っています。古着と新品がうまく共存しながら、組み合わせで買っていただける共存型のビジネスモデルが描けたらいいですね」

サステナブルに振り切ったユニクロと柳井正氏の思い

 ユニクロでは「RE.UNIQLO STUDIO」や古着販売などのサービス以外でも、循環型のビジネスモデルの確立に向けた施策を打ち出している。「UNIQLO LOGO STORE」では環境に配慮した取り組みをすることで、従来よりも消費電力を40%カットする店舗を実現した。背景には柳井正氏の強い思いがあるとシェルバ氏は説明する。

 「サステナビリティでビジネスをどう実現していくのかを、社内で最も唱えているのは柳井です。その必要性に早い時期から気付いていました。

 ユニクロは01年の英ロンドンから海外展開を始めて、06年には米ニューヨークにグローバル旗艦店を出店しています。出店する際、ユニクロはまだ知られていなかったので、柳井が各国の要人に会って会社を説明すると『あなたの会社はわが国に何をしてくれるのですか』とよく聞かれていました。

 その経験から、企業姿勢を示す取り組みを本気でやっていかなければならないと感じたようです。それで最初に始まったのが、全商品のリサイクル活動でした。正々堂々と正しいビジネスをしながら、事業の中で社会課題を解決していくことを、これまでずっと続けています」

 古着の販売は海外の大手アパレル企業なども手掛け始めていて、今後広がっていくことが予想される。まだ時間はかかるが、古着プロジェクトを実現したいとシェルバ氏は言葉に力を込めた。

 「循環型ビジネスを目指していくことは、会社としても大きなチャレンジです。そこを目指さなければ、資源の枯渇や環境破壊、素材価格の高騰などさまざまな問題が山積する中で、企業としての存続自体が危ぶまれます。

 今回の古着プロジェクトは、自社で調達したものを自社の中で循環させていくビジネスモデルです。このビジネスモデルを作って業界をリードしていきたいですし、お客さまにも賛同していただきたい。実現に向けて今後も注力していきます」

(ジャーナリスト田中圭太郎)

( 124131 )  2023/12/23 10:55:03  
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ニュース記事のコメントを通じて見ると、ユニクロの循環型ビジネスへの取り組みに対する意見は多様です。一部のコメントでは、ユニクロの環境への取り組みを評価する声があり、会社が社会的な問題に積極的に取り組んでいることを高く評価する意見が見受けられました。

一方で、他のコメントでは、ユニクロのビジネスモデルが環境面で本当に持続可能なのか、または単なるマーケティング手法に過ぎないのではないかと疑問を呈する声もあります。具体的には、商品の耐久性や価格、生産プロセスに対する批判や、循環型ビジネスモデルの現実的な実現可能性に疑問を持つ意見がありました。

また、ユニクロが行っているリサイクル活動が、最終的にどのように環境に影響を与えるか、また古着が海外に送られた際の現地の産業や環境に与える影響について懸念する声もありました。

ユニクロのサステナビリティに対する取り組みは一部で賞賛されているものの、その効果や実質的な影響に対しては疑問や批判的な意見も多く、多様な視点からの議論が交わされている様子が伺えます。

( 124132 )  2023/12/23 10:55:16  
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cxz********

cxz********5日前

ビジネスとして成り立つかとかは分からないけど、この会社はこういう環境や社会に対してやるべき事はやっているから素直に偉いと思っている。全て出来ているとは思わないけど、ほとんどの会社が目をつぶっている問題を自分達だけでもどうにかしようとして努力はしている。有名税で色々言われる事はあるけど日本の立派な企業です。

fza********

fza********25分前

本当に環境を考えるのであれば、丈夫で長持ち、一度買えば5年や10年は使えるくらいの商品を開発するほうがいいと思う。

ユニクロはアウトドアブランドを参考にしてフリースやらダウンやヒートテックを出してきたが、丈夫で長持ちではなく、コスパの良い商品を毎年のように買い換えさせる戦略で、商売としては間違ってはいないが環境うんぬん言える立場ではないと思う。

x*****

x*****5日前

服を送って「はい終了」じゃなくて着た後のゴミとしてどうやって処理するか一切書かれてない。

なにかな?彼らの論理になると服は着古されると消滅するんですかね?

結局古着を海外に送ってゴミとして処理してるのと変わらない。

本当に環境のことを考えるのであれば毎シーズン新作を出すな、

一着当たりの価格を死ぬほど高くして服自体の価値を高め普通の人は古着を買うように誘導するぐらいしかない。

結局は私は環境意識してますアピールなだけ。

yaf********

yaf********5日前

グローバル企業になると叩かれるから、形だけでもやらないと特に欧州では商売させてもらえないんだろうな。

日本だけで売ってるような企業よりは向き合ってるのかな。

d10********

d10********1時間前

価格維持するために中国→ベトナム、バングラデシュと安い労働力求めて貧しい国から搾取する経営スタイルが立派な企業か?

ヤフーの低俗な記事にウンザリしている方へ

ヤフーの低俗な記事にウンザリしている方へ5日前

・サービス残業、離職率の高さ。

・中国反日デモの際に「尖閣は中国の領土です」と掲示。

・ウクライナ、ロシア問題でも「ロシアからは撤退せず」

 としていたが、世界の企業が次々と撤退するのを見て

 手のひら返して自身も撤退。

・・・立派な企業? 時価総額がデカいだけでクソみたいな企業は、山ほどあるぞ。

mor********

mor********5日前

一瞬、野菜売ってた時期とかありますしね。

挑戦して損切りして結果会社を大きくしてるんだから優秀です。

mys********

mys********5日前

循環の前に工場の汚水を川に流すのをやめるべきかと。

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hac********

hac********5日前

服をリペアしたりリストアする購買習慣はこれまで中小規模の古着屋を中心にあるにはあるが、

それはあまり流通のない高価格帯なブランドものだったりでまだ日本では一般的ではない。

比較的低価格な服を取り扱うアパレルの巨大企業のユニクロの今後の取り組みによって、服のリペア、リストアが一般的な購買習慣として根づいていくのか気になるところ。

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avi********

avi********5日前

こういう循環型の衣類ビジネスは大切だと思う。今や、多くの人が必要以上に衣服を持っている。袖を通さないものはどんどんリユースに回した方が良い。柳井さんは、京都大ips財団に100億寄付したこともある。それぞれの立場で社会貢献することは重要だ。

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ret********

ret********44分前

ユニクロさん業績伸びてるけど最近は全体的に値上げしてるし、

クオリティが低くなった気がします。

主に下着、インナーで使っていたけどもっと安価なパシオスとか

タカハシを使うようになってしまった

唯一推せるのはジーパンだけど買い替えはするけど、2年に一回くらい

だしなぁ

円安が進みすぎてジーパン1万円以上するんだよねぇ

ユニクロだと半額くらいで買える

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dec********

dec********5日前

>ウールやカシミヤはニットを専門に生産する東京・東雲のユニクロ関連会社工場「イノベーションファクトリー」で洗濯し、毛玉を取り除いた上で販売している

洗って再生処理をニッポンで行っていれば、海外生産コストと比べて割高の工費がかかる。

それを新品よりも格安で売らなきゃならないとか、早晩行き詰まるとは思います。

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dom*****

dom*****5日前

職場の取り組みで生協のファイバーリサイクルに何度か参加したけど、貧しい地域に送られた古着の山は現地の仲買人がコンテナ単位で買い取って路上で叩き売りし、大量の売れ残りがゴミの山となって環境を汚染している他、衣類の価格が暴落した事で現地の伝統的な繊維産業が壊滅状態になっていると知って、協力するのをやめた。

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mur********

mur********5日前

「わが国に何をしてくれるのですか」の言葉は日本の会社全てに言える事なんです。何か小さな会社を立ち上げると、役所は何をしてくれるんだろうと思ってる小企業が多いように感じる。当然会社は税金払う必要がある。働いている人が税金払えるようにする必要がある。社会保険料払えるように賃金を払う必要がある。税金も払わない。社会保険料も払わない。そんな会社が補助金もらって生き延びたって社会全体を考えれば意味ない。最近社員のリスキリングの話が良く出ますが、企業の社長や上層部のリスキリングが一番必要なんです。それだけの責任がある。

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fus********

fus********5日前

お買い上げいただいた服をなるべく長く着て下さいとは絶対に言わない。

飽きたらリサイクルに出して、また新しい服をウチで買って下さい、と言う。

それでサステイナブル、と。

服に限らず、あらゆる物のライフサイクルが短くなっている気がする。

リサイクルすれば、どれだけ大量生産して大量消費しても良いのか?

そして、不要になった物を発展途上国に送り付けて、現地の産業の発展を阻害する。

それが健全なビジネスと言えるのか?

際限のない消費の拡大、際限のない利益の追求。

それを正当化する為に、サステイナブル云々言っているのではないのか?

広報担当の口にする耳触りの良い言葉を、胡散臭いと思ってしまうのは、私がひねくれているからだろうか?

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Irmscher_turbo

Irmscher_turbo5日前

ユニクロって日本でも低価格ファストファッションはGUにシフトさせてるけど、海外だとそもそも低価格ファストファッションじゃない国も多いんよね。アジア圏でも物価が日本より安い台湾で日本の倍以上の価格で売ってたりする。

ryu********

ryu********5日前

そら輸入ものですから。

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hyu********

hyu********5日前

アパレルは社会全体からしたら比較的遅れている業界。

ユニクロはそのアパレルでありながら先進的であって、影響力は日経平均のアップダウンに大きく影響する企業。

凄いと思う。

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