( 124169 )  2023/12/23 11:44:52  
00

24年の円相場は劇的Uターン、金融政策逆回転で4年ぶり円高へ

( 124170 )  2023/12/23 11:46:06  
00

2023年に始まった円相場の反発の予想は、早くも2月には外れ始めた。しかし、2024年には状況が異なると見られている。市場関係者は、日本銀行が世界で最後のマイナス金利政策から脱却し、他の主要中央銀行が利下げに向かうことで、来年は円高が進むと予想している。みずほ証券金融市場部の大森翔央輝チーフデスクストラテジストは、「来年は円に強気な人にとっては良い年になるだろう」と述べている。米国の金利が24年に75ベーシスポイントの利下げが示されたため、日本と米国の金利差が縮小し、24年末までにドル円が1ドル=135円まで円高・ドル安が進むと予想されている。ブルームバーグによると、多くの投資家やストラテジストが2024年の円相場についてコメントしている(要約)。

( 124171 )  2023/12/23 11:46:28  
00

(ブルームバーグ): 3年連続の大幅円安は2024年に終わりを告げそうだ。日本銀行が世界最後のマイナス金利政策から脱却する一方、海外の主要中銀が利下げに向かうことで、来年は円高が進むと市場関係者は予想している。

23年に円相場が反発するという予想は早くも2月の時点で外れ始めたが、来年は異なると市場関係者はみる。1年前、トレーダーは日銀の植田和男新総裁が超金融緩和政策を解除するかもしれないと考えていたが、今では数カ月以内に政策転換が訪れるとの見方でエコノミストと足並みを揃え、日銀執行部も将来の緩和解除の意味合いについて公に論じている。

みずほ証券金融市場部の大森翔央輝チーフデスクストラテジストは「日銀は大きく金融引き締めはできないだろうが、マイナス金利解除については意思を固めているようだ」と指摘。「来年は円に強気な人にとっては良い年になるだろう」と予想する。

海外情勢も1年前と比べて見通しやすくなっている。昨年は米国の金利が23年中にピークを迎えるとみられていたが、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された政策立案者らの予測では24年に75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが示された。

ブルームバーグがまとめた予測中央値では、日本と米国との金利差の縮小により24年末までに1ドル=135円まで円高・ドル安が進む見通し。1年前(22年12月16日時点)の23年末の強気予想は131円だった。18日午後5時10分時点の円相場は前週末比0.2%円安の142円46銭で推移している。

トロウ・キャピタル・マネジメントの創設者で最高経営責任者(CEO)のスペンサー・ハキミアン氏は、「米連邦準備制度理事会(FRB)は23年に100bpの利上げを実施した一方、日銀はマイナス金利を維持した。これが円の逆風となっていた」と語る。「24年には逆のシナリオが実現し、円高方向に動く」とし、24年末の円相場を1ドル=135円付近と予想する。

23年の円・ドル相場の方向性を大きく左右してきた米10年国債利回りはこの1カ月で約50bp低下した。

ソシエテ・ジェネラルのチーフ為替ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「米国の債券利回りはピークに達し、FRBも利上げを終え、ドルは24年にさらに下落するとみられる」と指摘。「円は大幅に上昇するはずだ」と語る。

とはいえ、円相場の変動は大きくなる余地がある。日銀が今月18、19日の政策決定会合でマイナス金利政策の解除に踏み切るとの観測が高まり、円はわずか1日で4%近く上昇。その後2日連続で下落した後、再び円高となった。

1月と3月の日銀政策決定会合は、日銀ウォッチャーの多くが政策変更の可能性が最も高いとみる4月会合に向けて思惑をさらに強めるイベントになる。インフレ率は日銀が目標とする2%を1年半以上上回っているが、日銀は賃金の堅調な伸びのさらなる確証を得ようとしており、それは来年の春闘で示される可能性がある。

「日本経済の長期的な構造的改善が十分に進んでいる」。スタンダード・バンクのG10戦略責任者、スティーブン・バロー氏はデフレ脱却や株式市場の上昇など前向きな変化を挙げ、金利差縮小の有無にかかわらず、長期的に円高が進むと予想。1年後の円相場は1ドル=125円と見込む。東証株価指数(TOPIX)は年初から20%以上上昇している。

12月5日までの米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、アセットマネジャーはここ数カ月、円に弱気なポジションを減らしている。一方、ヘッジファンドは依然円に対して懐疑的で、高水準の売りポジションを維持している。

みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは「円高は不可避だが、深刻ではない」が基本、とした上で24年末の円相場を132円と予想。日本の貿易赤字は東京外国為替市場で「円を売りたい人が多い」という状況が変わらないことを意味すると指摘した。

以下は投資家やストラテジストによる来年の円相場に関するコメント:

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジスト

三井住友DSアセットマネジメント運用部の横内武志シニアファンドマネージャー

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

大和証券金融市場調査部の多田出健太チーフ為替ストラテジスト

三菱UFJ銀行グローバルマーケットリサーチの井野鉄兵チーフアナリスト

三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジスト

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ取締役副社長、チーフ・インベストメント・オフィサーの新原謙介氏

--取材協力:Masaki Kondo.

( 124172 )  2023/12/23 11:52:16  
00

コメントの要約

日銀の最近の動向に注目が集まっています。多くのコメントでは、少なくとも近い将来に政策変更がないと見られています。円高に一時的に触れた後、円安に戻る動きが観察されていることが指摘されています。

国内景気の特に消費面での悪化が問題として挙げられており、景気悪化のリスクがあるときに日銀が利上げを行うことは難しいとの見解が示されています。また、高金利政策をとる他国がインフレ率が下がると金利を下げる一方、日本は0金利政策を続けているため、景気が回復すれば金利を上げることが望ましいとされています。ただし、消費税が景気回復の足枷になっているとの意見もあります。

為替の安定が重要とされ、日銀の過去の金融政策が円安を促進し過ぎたという批判もあります。一部のコメントでは、日銀が政策転換を実行できるかに疑問を呈しており、これまでの「無意味なばら撒き」政策が失敗だったという意見も見られます。

貿易赤字が急速に改善している点や、石油・ガス・鉄鋼・木材価格の下落が好材料として挙げられています。一方で、円の適正為替水準についての疑問や、将来のアメリカの利下げの時期に関する不確実性が指摘されています。

政府の現在の経済対策と金融引き締めの相反する影響、金利上昇による中小企業や住宅ローン借り入れ者への懸念も示されています。最後に、日銀総裁の今後の発言が円相場に大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。


( 124173 )  2023/12/23 11:52:23  
00

ken********

ken********4日前

最近、日銀関係者の発言があったと思う。

それは、少なくとも今回は政策変更は無い。

それがあって、一回円高に触れたのが円安に戻り、FRBで円高という流れになっている。

そして、円高傾向に触れてきた、国内景気、特に消費が悪化してきている事を踏まえると、ポジショントークしている人以外で、来年の春までの間で日銀の政策変更をいう人は多く無いはず。

景気悪化の危険性がある時に利上げはあり得ない、至極基礎的な話なんだけどね。

zer********

zer********3日前

触れる、じゃなく、振れる。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

mtmtmg2tmtapd

mtmtmg2tmtapd4日前

そうですね!ほぼ代表的な国は高金利政策でしたからインフレ率が下がれば金利は下げます。

また、日本の場合は0金利政策ですから景気が良くなれば金利を上げます。

この先の24年は円が120円代になりそうです。

ただ消費税が足枷になっているのも事実で、確実に景気が回復してから金利は上げてもらいたい。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

KTG_G

KTG_G3日前

円高だとか言ってるけど

円安だろうと円高だろうと

一番は、為替が安定していることだと思うけど。

日銀の仕事って

本来なら、

為替が日本にとって望ましい価格に安定的に維持されるよう

金融政策を行うことだと思う

黒田氏も最初は少し円安の方が望ましいと考えて

動いたと思うんだけど

途中からYCCやら無用な発言で円安を急伸させて

やり過ぎたと思う。

ともかくドル円

どの水準が日本にとっていいのか私には分からないが

安定的であることを望みます

日銀にはその安定を維持できるような施策をとってもらいたい

ドル円の値幅の動き、異常に大きいと思う

それが投機を呼び、経済や国民を苦しめていると思う

ドル円の1年の動きなんて日本の物価上昇目標が2%なら

為替も年2%で穏やかに動いていればいいし

そうコントロールして欲しい

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

mur********

mur********4日前

日銀が政策転換したくてもアベノ高市派の皆さんが健在のうちは実行出来ないでしょう

10年間、無意味なばら撒きを続けた政策が実は失敗でした 認めるかな

借金しても利息なし 返済催促もない なんなら更なる財政出動!こんなばら撒きと円安誘導を続けた政策が簡単に転換出来るのか 楽しみです

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

******

******5日前

2023年度の日本の貿易赤字は

2兆7184億円らしいが、

急速に改善してきている。

コロナ禍とウクライナ戦争での

サプライチェーンの混乱は改善し、

石油、ガス、鉄鋼、木材価格が急速に下がってきている。

さらに来年度は円高になる見通しなのだ。

円相場は来年末120円とコロナ禍前に戻るのもありか。

CAINS

CAINS4日前

>貿易赤字が急速に改善してきている

>石油、ガス、鉄鋼、木材価格が急速に下がってきている。

>さらに来年度は円高になる見通し

そうした現時点での見通しを織り込んだ上で、為替相場の現在価格は形成されています。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

nmq********

nmq********4日前

円高ってのは、いつの何円を基準に?

今の140〜150円を基準にしたら

139円でも円高になる

でも2020年終わりくらいは110円くらいだったわけで、それに比べたら、まだまだ超円安。

適正為替水準は何円を想定しているんですか?

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

Roro

Roro4日前

適当なこと言うよなー

2022年末だって「来年は円高だ!」と言ってたじゃないですか。

アメリカが利下げを示唆してますが、来年早々にやるかなんてわからない。

利下げ開始が年の後半となれば前半はそう円高に傾くわけがない。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

suz********

suz********4日前

政府は現在、経済対策に注力している中で、金融引き締めは逆行する形になるのでは?引き締めのできる状態でないと思うのですが。。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

888

8884日前

金利上げたら、中小企業が倒産して、住宅ローン借りてる人がローン破産するんじゃないの?

なんせ、安い金利が大前提でお金を借りてるからね

nor********

nor********3日前

今でも、エネルギ—費、材料費等が高騰して、中小企業は屍です。

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

mur********

mur********4日前

とりあえず、明日12/19植田総裁がどんな発言をするかだな。発言によっては明日1日で5円ぐらい円高になるような気がする。

koi********

koi********4日前

逆もある

未ログインユーザ

ログインして返信コメントを書く

 
 

IMAGE