( 124364 )  2023/12/31 23:21:03  
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この記事は、社長になりたくないと感じる人に、投資を通じて経済的安定を得る方法を提案しています。

まず、生活費の節約と積立を通じて余剰資金を確保し、その後に投資先を選択することが重要です。

また、個別株や短期売買よりも慎重な選択が求められることが指摘されています。

記事ではユーモアも交えながら投資についてのアドバイスを述べています。

(要約)

( 124366 )  2023/12/31 23:21:03  
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市場の成長に合わせて投資すれば、先見の明がなくても儲けられる MAKOTO ISHIDA; ILLUSTRATION BY MIRONOV KONSTANTIN/SHUTTERSTOCK 

 

社長にはなりたくない! ある調査によると、一般社員の9割がそう思っている。【パックン(コラムニスト、タレント)】 

 

【表を見る】10年間で年収が増えた職業、減った職業 

 

分かる分かる。 

 

今の時代、社長の主な仕事は謝罪会見だし。嫌だよね。社員のセクハラ、パワハラ、モラハラなどでいつ謝らなきゃいけないかと毎日ハラハラだろう。 

 

それは冗談でも、社長の日常的な作業も特に興味はそそられない。 

 

会議、人事、決算報告なんか気にしないで、もっと好きな分野(お笑いとか)でもっと楽しい作業(熱湯風呂に入らされたり、ワサビおにぎりを食わされたり)をやりたい!  

 

そう思う若者の気分、分かる分かる。 

 

でも、社長並みの経済的な安心は欲しいでしょ?  

 

そう考えている方にご提案。社長でなく「オーナー」になればいい。 

 

もちろん、投資の話だ。だって、そういう特集だよね? 

 

まず、資金の確保からスタートだ!  

 

いつも収入を全額使ってしまうのなら、投資に回す余剰金は生まれない。今すぐ生活費の予算を立て節約を始めよう。絶対に必要な経費(ニューズウィークの定期購読など)を守りながら余計な出費を削るのだ。 

 

そこで役に立つのは「積み立て」。 

 

投資資金が自動的に給料から天引きされるから、必然的に残った収入の中でやりくりすることになる。だから、特に衝動買いをするような誘惑に弱い方にお勧めだ。そんな方は、節約を始める前にまず僕の本の衝動買いもお勧めしたいけどね。 

 

資金ができたら、次は投資先を決める。不動産や債券もあるが、歴史的な利益率で考えると株式がより魅力的。 

 

しかし、優良株でも買う前にしっかり調べるべきだ。株主総会に通って、経営陣の能力を測って、決算報告書を熟読することが大事。 

 

へ? 会議、人事、報告書? 結局社長の仕事と変わらないじゃん!って?  

 

そのとおりだ。だから僕は、個別株の投資をあまりお勧めしない。 

 

もっとお勧めしないのが、相場の変動を先読みしようとする短期の株式売買。 

 

もちろん、上がりそうな株を見つけて買い、上がったところで売ることができたら儲かるよ。しかも、ちょっと不思議なことに、下がりそうな株を見つけて「空売り」すれば、これも儲かる。 

 

先見の明さえあれば、ぼろ儲けできるよ! 

 

しかし変動を読み間違ったらぼろ負けもする。 

 

空売りは特に痛みが「空」じゃない。「地」の「獄」だ。 

 

個別株の短期投資に挑戦するなら、とにかく情報収集と分析が本当に大事。経済記事を毎日読んで、朝から晩までマーケットを見張ろう。大学院に戻ってMBAを取得しよう。最先端のAI技術を活用しよう。大手企業の幹部に直接会ってマティーニでも飲みながら内部事情を聞き込もう。 

 

つまり株に人生を懸けよう! 

 

 

 
 

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