鳩山由紀夫元首相がツイッターで能登半島地震に関する書き込みをしたことに対し、長男の紀一郎氏が父に撤回を求めたが、鳩山氏は削除や訂正を行わなかった。

彼の記述は、火災の原因についての正確性に対する疑問を残しており、その後実際に火災は作業員による誤認であることが報じられた。

紀一郎氏は父のポストに反応しているが、その書き込みは削除されていない。

（要約）

　鳩山由紀夫氏 

　鳩山由紀夫元首相が２日にＸ（旧ツイッター）につづった能登半島地震に関する書き込みに対して、長男の紀一郎氏が４日、「父には撤回を求めました」とつづった。 

【写真】「父には撤回を求めました」削除訴える紀一郎氏のＸ 

　鳩山氏は「元旦の能登半島地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、寒さの中被災された方々にお見舞いを申し上げます。気になるのは志賀原発で、爆発音がして変圧器の配管が破損して３５００ℓの油が漏れて火災が起きた。それでも大きな異常なしと言えるのか。被害を過小に言うのは原発を再稼働させたいからだろう」と記述。１日に起きた地震で、志賀原発で火災が起きたと記した。 

　しかし、変圧器の火災は、作業員による誤認であることがすでに報じられている。しかし、鳩山氏は、４日になっても削除や訂正をしなかった。 

　紀一郎氏はこの日午後１時２０分、父のポストを引用し、「こちらのポストにつきまして、父には撤回を求めました」と書き込んだ。しかし７時間、削除されることはなかった。紀一郎氏は、最難関高校として知られる筑駒高から東大工学部に進学。次の衆院選で国民民主党から出馬を予定している。