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トヨタの「ランドクルーザー70」が再販されており、これは約10年ぶりのことで、元祖に近いモデルであると言われています。

これにより、「ランドクルーザー300」と2024年春に発売予定の「ランドクルーザー250」と合わせて、日本では3つのランドクルーザーモデルが販売されます。

ランドクルーザー70は、信頼性、耐久性、そして悪路走破性能を持ち合わせたモデルであり、ランドクルーザーシリーズの「祖先」と見なされています。

具体的には、1940年代にトヨタが開発した4輪駆動のトラックや車両の技術が、ランドクルーザーシリーズの基礎となったと言われています。

(要約)

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 およそ10年ぶりの再再販が話題となっているトヨタ「ランドクルーザー70」。 

  

 ランドクルーザーシリーズのなかでも最も「元祖」に近いモデルと言われています。 

  

 あらためて、ランドクルーザーの歴史を振り返ってみます。 

 

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トヨタの「古くて新しいSUV」ことランドクルーザー70が登場 

 

 2023年11月29日、トヨタは「ランドクルーザー70」を発売しました。 

 

 ランクル70は1984年から2004年まで販売された後、2014年に期間限定で再販されているため、今回はおよそ10年ぶりの再再販となります。 

 

 これにより、すでに販売されている「ランドクルーザー300」と2024年春にも登場予定の「ランドクルーザー250」と合わせて、3種類のランドクルーザーが日本でラインナップされることになります。 

 

 それぞれキャラクターの違いはあるものの、いずれもランドクルーザーらしい信頼性と耐久性、そして悪路走破性能を兼ね備えたモデルであることは言うまでもありません。 

 

 ただ、ランドクルーザーの歴史を振り返ってみると、ランドクルーザー70こそが最も「元祖」に近いモデルであると言えそうです。 

 

 ランドクルーザーの初代は、1951年に登場したトヨタ「ジープ(BJ型)」とされることが一般的です。 

 

 その後、商標権の問題などもあり、1954年に「陸の巡洋艦」という意味を持つ「ランドクルーザー」という名称が与えられました。 

 

 ちなみに、この名称は1948年にイギリスで発売された「ランドローバー」を意識したものであると言われています。 

 

 一方、ランドクルーザーの起源は1951年以前にも見ることができます。 

 

 日本が戦時下にあった1940年、トヨタは乗用車の製造が制限されていたものの、当時の社長であった豊田喜一郎氏は来るべき自体を見越して複数の試作車の開発を命じました。 

 

 そのなかには、大型の高級車を含む複数の乗用車や大型のバス、さらには電気自動車までもが含まれていました。 

 

 そして、複数の試作車のうちのひとつに「KCY型」と呼ばれる4輪駆動のトラックがありました。 

 

 1943年に試作車が完成したKCY型は、その後の試運転で良好な結果が得られたものの実際には4台しか生産されませんでした。 

 

 また、1944年には「AK10型」と呼ばれる、よりコンパクトな4輪駆動トラックの開発が始まりました。 

 しかし、本格的な生産開始を前に終戦してしまったことから、AK10型も大量生産されることはありませんでした。 

 

 ただ、この両車の開発で得られた4輪駆動技術はその後のトヨタの4輪駆動車の基礎を築くものとなっていることから、KCY型やAK10型をランドクルーザーシリーズの「祖先」と見る向きも少なくありません。 

 

 

 
 

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