( 125805 )  2024/01/05 23:15:52  
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岩谷産業の牧野明次会長兼CEOは、能登半島地震の影響で輪島LPGセンターに被害が出たことを明らかにし、ガス漏れはないが施設の移転も検討していると述べた。

同社は被災地支援としてカセットこんろ1万台とカセットボンベ15万台を用意し、被災地に届けている。

(要約)

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記者会見で能登半島地震の被害について話す岩谷産業の牧野明次会長CEO(最高経営責任者)=5日午後、大阪市北区(井上浩平撮影) 

 

能登半島地震の影響で、岩谷産業の輪島LPGセンター(石川県輪島市)にあるボンベが複数倒れ、機器も損傷する被害が出たことが5日、分かった。同社の牧野明次会長兼CEO(最高経営責任者)が明らかにした。ガス漏れなどの被害はなく、すでに施設内に入れないよう措置を行った。同社はセンターの移転も検討しているという。 

 

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関西経済連合会の副会長を務める牧野氏が、同日の関経連の年頭会見で語った。牧野氏によると、同センターでは普段、従業員数人が勤務。1日に発生した地震の影響でボンベが複数倒れたほか、機器も損傷する被害があった。 

 

一方、同社は被災地を支援するため、自社のカセットこんろ1万台とカセットボンベ15万台を用意。順次、4トン車11台で被災地まで運んでおり、一部は輪島市などに到着しているという。牧野氏は「輪島LPGセンターは、火災が発生した地域と川を挟んで隣り合っており、火が回らなくてよかった。当社に期待される被災地支援をしていきたい」と話した。(井上浩平) 

 

 

 
 

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