( 126495 ) 2024/01/08 13:25:14 0 00 タントは国内でイチバン売れているダイハツ及びトヨタブランド車(提供写真)
【小沢コージ クルマは乗らなきゃ語れない】
年末に突如大騒ぎになったダイハツ不正問題。いわゆる国が品質保証をする「型式認証」という過程において、新たに25の試験項目で174件の不正行為が見つかったわけだが、国交省の担当審議官を直撃したところ、「今は立入検査をしている段階。174項目を改めてチェックするので、(再審査結果や再発防止策)がいつ出るかはわからない」という。
■ダイハツの新車はしばらく買えない?
そもそも現在、ダイハツ車および一部トヨタブランド車も全車出荷停止の状態で、販売店で新たに買うことはできない。またダイハツの国内4工場は少なくとも1月末まで操業停止で先は読めず、正直、しばらくダイハツ新車は買えなくなったとみていい。
しかし、新車は「楽しみ」で買う一方、軽自動車などは生活必需品という側面もある。そこで代わりに何を買うべきか。その場合どんな利便性を失うかを勝手に想定してみた。
ホンダN-BOX(左)とスズキ スペーシア(写真)小沢コージ
直近11月、国内でイチバン売れているダイハツ及びトヨタブランド車1位は、タントの1万5988台。今国内で最も活気のある両側スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンというジャンルで、この代わりは一見簡単だ。
今国内でブッチギリに売れているホンダN-BOXか、同様に人気のスズキ スペーシアを買えばいい。サイズと価格はタントとさほど変わらず、両車とも昨年末期に新型3代目に代わっているのでフレッシュ。上質感や広さではN-BOX、燃費の良さではスペーシアが上回る。
ただしタントでなければいけない点もある。それは左側のミラクルオープンドアだ。競合ともに両側スライドドアだが、タントのみ助手席側のセンターピラーがない。つまり前後ドアを開け放つと、子供を横に寝かせたまま乗り降りできる横幅1.5mほどの巨大開口部が生まれる。荷物の乗せやすさはもちろん、子供が傘を開いたまま乗り降りすらできる。子育て世代に特に有用だが、この性能は惜しい。オマケに運転席にスーパーロングスライド機構が付いているので、雨の日の車内移動やリア席の子供のケアがラクチン。これまた結構惜しい利便性だ。
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