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三菱の1トンピックアップトラック「トライトン」が12年ぶりに日本で再登場し、2024年2月15日に発売されます。

これはタイ・バンコクの自動車ショー「モーターエキスポ2023」で発表されました。

トライトンは日本導入を予告された3代目モデルで、新しいラダーフレームなどの全面的な刷新が図られています。

日本仕様では、主に4WDとATのデュアルキャブ仕様の2グレードが展開され、その他にもシングルキャブやメガキャブのバリエーションもあります。

また、スポーティな最上級仕様のアスリートも設定されています。

(要約)

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 SUVを得意とする三菱の1トンピックアップトラック「トライトン」が、12年ぶりに日本復活を果たし、2024年2月15日から発売されます。 

 

【画像】えっ、これ豪華過ぎない!? 三菱新型「トライトン」のキャンピングカー仕様を写真で見る(24枚) 

 

 その生まれ故郷であるタイ・バンコクの自動車ショー「モーターエキスポ2023」で実車確認を行ってきました。 

 

タイ・バンコクの自動車ショー「モーターエキスポ2023」で展示された三菱新型「トライトン」のキャンピングカー仕様 

 

 トライトンのルーツは、1978年に発売された1トンピックアップトラック「フォルテ」にあります。 

 

 フォルテはトラックであったため、あまり馴染みがないかもしれませんが、クロカンワゴンの原点となるデリカスターワゴン4WDは、そのフォルテのシャシと4WDが流用されていました。 

 

 その後、後続車となる1トンピックアップトラック「ストラーダ」へと生まれ変わり、タイでも製造されるように。そして、RVブーム真っただ中にある日本に、1991年より投入され、パジェロを中心に構成される三菱RVモデル群の一員として活躍しました。 

 

 1997年に2代目へと進化し、タイからの輸入車に。ただピックアップトラックニーズの少ない日本では短命となり、1999年に販売を終了しました。その途絶えた三菱ピックアップトラックの歴史を復活させたのが、2006年より販売が開始されたタイ生まれの世界戦略車となる初代「トライトン」だったのです。 

 

 日本では、ダブルキャブ仕様で290万円台という価格でしたが、ライバルのトヨタ「ハイラックス」のようにディーゼルエンジンやMTの設定もなく、ガソリン車の4速ATに限られたこと。そして1ナンバーとなるサイズや当時の三菱リコール問題などが販売不振へとつながります。2011年に販売を終了し、後続車は用意されませんでした。しかし、ピックアップの本場である海外市場では、三菱の人気車のひとつとして活躍を続けており、2014年に2代目が登場。そして、3代目に当たるのが、2023年6月に発表され、日本導入が予告された3代目なのです。 

 

 最新型となる3代目トライトンは、基本となるラダーフレームも新設計とするなど、全面刷新が図られているのが大きな特徴です。日本仕様では、4ドア5人乗り仕様の「デュアルキャブ」の4WDとATを組み合わせた仕様の2グレードを展開するのみですが、生産国であるタイでは、ビジネスからプライベートまで幅広いニーズにこたえるラインアップを誇ります。 

 

 ボディタイプは、荷台と積載能力を重視した2ドア2名乗車仕様「シングルキャブ」、キャビンを拡張し、前席後ろに荷室を備える観音開きドア仕様「メガキャブ」、そして、乗員と荷物をバランスよく運べる4ドア5人乗り仕様「ダブルキャブ」が用意されます。 

 

 さらにダブルキャブには、オーナーカーを意識したスポーティな最上級仕様「アスリート」が設定されています。23年11月に追加されたアスリートは、ヤマブキオレンジメタリックをイメージカラーとし、新開発の高出力ディーゼルエンジンや充実の先進安全運転支援機能など、日本仕様と近い内容ですが、タンを取り入れたレザーのコンビシートなどは日本仕様にない特徴もあります。 

 

 

 
 

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