( 128010 )  2024/01/12 23:12:01  
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米国のクイーンズの中華街、フラッシングにあるくら寿司の店舗が話題となっています。

くら寿司の米国法人、くら寿司USAが株価急騰し、時価総額が10億ドルを突破。

くら寿司は米国でもタッチパネル注文や自動化テクノロジーを使用し、低価格のメニューで成功を収めています。

株価はIPO価格の6倍を超え、株価収益率も高水準ですが、過去に赤字を計上しており、投資家は忍耐力が必要とされています。

また、新型コロナウイルスの流行時には顧客と従業員の接触を避ける取り組みを行い、店舗の長期リースを安く契約するなどの活動も行っています。

くら寿司USAは店舗数を急成長させ、今後は30州での展開を目指しています。

(要約)

( 128012 )  2024/01/12 23:12:01  
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クイーンズの中華街、フラッシングにあるくら寿司の店舗 

 

(ブルームバーグ): くら寿司の米国法人、くら寿司USAが株式市場とソーシャルメディアでセンセーションを巻き起こしている。株価が急上昇し、時価総額は一時10億ドル(約1450億円)を突破。日本でおなじみの回転ずしだが、工夫を凝らし熱狂的なフォロワーを生み出ている。 

 

タッチパネルを使った注文受け付けや自動化テクノロジーを駆使し、くら寿司は低価格のメニューを米国でも実現。2019年に新規株式公開(IPO)を実施したくら寿司USAの株価は以来、6倍を超える水準に上昇。11日の終値は88.78ドルとなった。IPO価格は14ドルだった。 

 

昨年7月には株価が108.92ドルに達し、上場来高値を更新。時価総額が一時10億ドルを超えた。現在は株価収益率(PER)が680倍と、ラッセル2000指数構成銘柄中11番目の高水準で、同指数のPER平均29.6倍を大きく上回っている。 

 

ただ、くら寿司USAは過去18四半期中12四半期で赤字を計上しており、投資家は忍耐力が試されている。同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期には従業員と顧客がなるべく接触しないよう取り組んだほか、競合のレストランが苦しむ中で店舗物件の長期リースを安く契約する好機を捉えた。 

 

くら寿司USAの最高経営責任者(CEO)、「ジミー」こと姥一氏は東京でインタビューに答え、不確かな時期での出店が親会社で疑問視され、高コストと大きな損失について弁明しなけれならなかったが、「チャンス」だと思ったこの機会を逃したくなかったと打ち明けた。 

 

くら寿司USAは店舗数を20年の早い時期に比べ倍以上に増やし、高級ハンバーガーのシェイクシャックやアメリカンチャイニーズのパンダエクスプレスに並ぶような急成長を遂げた。 

 

カリフォルニア州アーバインに本社を置くくら寿司USAが米国1号店をオープンさせたのは09年。今は16州と首都ワシントンに店舗を構えるが、姥氏は少なくとも30州でチェーン展開したいと話す。 

 

 

 
 

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