日本ハムからポスティングシステムを利用して契約を結んだ上沢直之投手が、レイズとマイナー契約で合意したことが明らかになった。

複数の球団からのメジャー契約オファーを断ってこの契約を選んだ上沢は、メジャー昇格後に年俸が上昇するスプリット契約を結んだと報じられている。

レイズとの契約には最低保証額の７４万ドルではなく、年俸と出来高を合わせた総額３５０万ドルに達する条件も含まれている。

（要約）

　上沢直之 

　日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約で合意した上沢直之投手の契約の詳細が１１日（日本時間１２日）、明らかになった。 

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　関係者によると、上沢は複数の球団からのメジャー契約のオファーを断り、レイズのマイナー契約を選択したという。ただし、レイズとの契約形態はメジャー昇格後に年俸が上昇するスプリット契約。２月から始まるメジャーのキャンプに招待選手として参加し、結果を出してメジャーに昇格すれば、年俸は最低保証額の７４万ドル（約１億円）ではなく、年俸と出来高を合わせ、総額３５０万ドル（約５億１０００万円）に達するという。 

　交渉期限から３時間５７分後に球団が発表した声明で「レイズの一員になれたことに興奮していますし、メジャーリーグでキャリアをスタートできる機会に感謝しています。レイズでプレーすることを決めたのは、投手育成の成功と豊かな歴史にとても引かれたからです」とつづった上沢。今回の決断の裏には自身の将来を見据えた思慮深さ、そして、開幕メジャーへの自信が存在する。