( 128408 )  2024/01/14 12:39:32  
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日本大学元理事長の田中英寿被告が、絶大な権力を持ち、自らに幅広い権限を集約させ、イエスマンを登用するなどして「帝国」を築いた。

また、異論を唱える職員を左遷するなど恐怖政治を行い、妻が経営するちゃんこ店に大学幹部や業者が出入りするなど、特定の人間との関係が出世や取引に影響を及ぼしていた。

(要約)

( 128410 )  2024/01/14 12:39:32  
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22年、うつむきながら自宅を出発する日大元理事長の田中英寿被告 

 

 絶大な権力で“帝国”を築き上げた田中氏。 

 

 08年に理事長に就任し、13年に教職員が事実上の経営トップである「総長」を選ぶ「総長制」が廃止されると、幅広い権限を自らに集約させた。理事の選任にも大きな影響力を持つようになり、側近にはイエスマンばかりを登用。 

 

【写真】18年、自宅のちゃんこ店前に横付けされた車に乗り込む田中英寿理事長 

 

 その一方で、異論を唱える職員を次々と“島流し”にするなど恐怖政治を敷いた。経営方針に反対した本部の幹部が、地方高校のグラウンドキーパーに左遷されたこともあったという。 

 

 同氏の歓心を買おうと、妻が経営していた東京・阿佐谷のちゃんこ店には、多くの大学幹部や業者が出入り。「ちゃんこ詣」「阿佐谷詣」と呼ばれ、出世や取引に欠かせない慣行となっていた。 

 

 

 
 

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