( 128443 )  2024/01/14 13:10:34  
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私立大学の教授の年収は1000万円以上の可能性があり、国立・公立・私立大学それぞれの平均給与は異なる。

大学教授は専門分野の研究や学会発表、講義、学生の教育、大学の運営や管理を担当しており、政府の審議会などでも専門知識を活かし社会貢献をすることもある。

大学教授の平均給与は、私立大学が最も高く、年収は644万~684万円程度で、年間賞与を含めると957万1800円になることもある。

大学教授になるには高い専門性が求められ、博士号取得までの長い過程や高い学費が必要とされる。

(要約)

( 128445 )  2024/01/14 13:10:34  
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私立大学の教授は「年収1000万円」以上の可能性も⁉国立・公立・私立大学それぞれの平均給与はいくら? 

 

「大学教授」という名称はよく聞くけれど、仕事内容や年収については、詳しく知らない方もいらっしゃるでしょう。 

大学教授の仕事の範囲は広く、人によっては、年収1000万円以上になる可能性もあります。 

 

そこで今回は、大学教授の仕事内容や年収について解説します。 

大学教授を目指している方は、ぜひ参考にしてください。 

 

大学教授は、講師や助教といった大学教員における職位の一つです。 

大学教授の主な仕事は、以下の通りです。 

 

●専門分野の研究 

●学会発表 

●講義や学生の教育 

●大学の運営や管理 

 

大学内での講義や学生の教育はもちろん、専門分野での研究や学会発表、講演会を開催することもあります。 

政府の審議会などで意見を求められることもあり、専門知識を用いて社会貢献することも大学教授の役割の一つです。 

 

大学教授の仕事内容が分かったところで、次は平均給与を見てみましょう。 

今回は、国立・公立・私立に分けて表1にまとめました。 

 

表1 

 

図表1 

 

※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「学校教員統計調査 令和元年度」を基に筆者作成 

 

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によると、一般労働者の平均賃金は、男女計で31万1800円とのことですので、大学教授は高い水準にあるといえます。 

 

平均給与のみで年収を計算すると644万~684万円ほどで、私立大学が最も高いことが分かります。 

 

また厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、全大学教授の年間賞与の平均額は272万8200円とのことです。 

前述した年収に上記の賞与を加えると、私立大学における教授の年収は957万1800円です。 

 

大学教授の給与は、大学によって差があるため、年収1000万円を超えるケースもあるでしょう。 

 

大学教授の年収は、一般労働者の平均と比べて、高い水準にあることが分かりました。理由としては、教授になるまでの過程が長いことや、専門性の高さが考えられます。 

 

大学教授になるには高い専門性を持っている必要があり、なかには「博士号」を取得している方もいます。 

博士号は複数の専門分野に分かれており、まずは決められた年数を大学院に在籍して、所定の単位を取得しなければなりません。 

博士号を取得するには大学院に通う必要があるため、学費が数百万円になることもあります。 

 

そして大学教授になるには、初めは「助手・助教」として就職して、徐々に教授まで昇進していく流れをたどります。 

場合によっては、専門性が認められて、大学から声がかかることもあるようです。 

 

 

 
 

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