( 128648 )  2024/01/14 23:45:11  
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2023年、米国のNASDAQ市場が大きな成功を収めたが、前年は大きなマイナスだった。

投資する際には値動きの激しさを覚悟する必要がある。

また、「J-REIT(東証REIT指数)」や「中国」は2年連続でマイナス成績だった。

新NISA(少額投資非課税制度)の導入により、投資信託などの購入を考える人も増えるが、商品の選択によって成果が異なる。

資産別の1年リターンを調べると、「NASDAQ総合(円ベース)」が最も大きなプラスリターンの54%を記録した。

次いで、「S&P500」が35%だった。

「NASDAQ100」に連動するインデックスファンドなどが利用されている。

米国株の投資信託「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の昨年のリターンは35%だった。

(要約)

( 128650 )  2024/01/14 23:45:11  
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提供:ウエルスアドバイザー社 

 

 2023年を振り返ると、米国でハイテク企業の比率が高いNASDAQ市場の大勝利ということになった。ただ、米NASDAQは2022年は大幅なマイナスだった。ジェットコースターのように上下動が激しい市場といえ、投資するには値動きの大きさを覚悟して臨む必要がある。一方で、マイナスのパフォーマンスになった主要資産は少ない中で、「J-REIT(東証REIT指数)」や「中国」は2年連続のマイナスのパフォーマンスになった。今年から始まった「新NISA(少額投資非課税制度)」によって、新たに投資信託等の購入を考える人も少なくないと考えられるが、投資商品は選択した商品によって投資成果が大きく異なる。投資の開始にあたっては、投資する資産の過去の値動き等をしっかり確認した上で、投資対象商品を決定したい。 

 

 資産別の1年リターンを調べると、主要なインデックスで最も大きなプラスリターンを記録したのは「NASDAQ総合(円ベース)」の54%だった。「MSCIアルゼンチン(配当込み、円ベース)」の79%などもあるが、国内で取り扱いのある投資信託で比較的購入しやすいことを考えると「NASDAQに上場する銘柄への投資」が大きな投資成果をあげたということになる。実際には、NASDAQ市場に上場する全銘柄を対象にした「NASDAQ総合」より、NASDAQ上場企業の中から時価総額の大きな100銘柄でつくられた「NASDAQ100」に連動するインデックスファンドが一般的に利用されている。たとえば、「インデックスファンドNASDAQ100 (アメリカ株式)」は、昨年1年間のトータルリターンが65%だった。 

 

 次いで、米国株の中で主要な500銘柄を投資対象とした「S&P500(配当込み、円ベース)」が35%だった。「S&P500」に連動するインデックスファンドは、ここ数年間で人気を集めているが、その人気の背景は高い投資成果が期待できるというところにある。たとえば、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は純資産総額が3兆円を超え、個別の投資信託(ETF除く)としては最大規模の投資信託だ。この投資信託の昨年1年間のリターンは指数とほぼ同じ35%だった。 

 

 

 
 

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