( 128768 )  2024/01/15 13:06:20  
00

オランダのスタートアップ企業エリシアンが2024年に90人乗りの旅客機「E9X」の設計案を公開しました。

この機は8発のプロペラを備えたユニークな外観で、2033年に初飛行する予定です。

E9Xはバッテリー電気式の推進装置を使用し、航空機運航でのCO2排出量を実質ゼロとするゼロエミッションを目指しています。

航続距離は最大800kmで、内蔵バッテリーが折りたたみ式の主翼に設置されています。

同社によると、E9Xの航続距離が1000kmに達すると、すべての定期商用便の半分をカバーでき、航空全体のCO2排出量の20%を削減できる可能性があるとしています。

また、1人あたりのCO2排出量は、平均的な電動自動車(EV車)の効率を上回り、水素やSAFを搭載した機体と比べて最大5倍の効率があるとしています。

(要約)

( 128770 )  2024/01/15 13:06:20  
00

エリシアン「E9X」のイメージ(画像:Elysian)。 

 

 オランダのスタートアップ企業「エリシアン(Elysian)」が2024年1月、90人乗りの旅客機「E9X」の設計案を公開しました。この機は推進装置に「8発のプロペラ」を備えたユニークなルックスを特徴とします。初飛行は2033年の予定とのことです。 

 

【画像】ナニコレ!? 8発プロペラ機の驚愕の全貌 

 

 この機は現行のジェット燃料ではなく「バッテリー電気式」の推進装置を用いることで、航空機運航でのCO2排出量を実質ゼロとする「ゼロエミッション」をテーマに掲げています。航続距離は最大800km、折りたたみ式でバッテリーが内蔵されている主翼を設置しています。 

 

 同社によると「航続距離が1000kmに達すれば、すべての定期商用便の半分をカバーできる。つまり、電気航空機には、航空全体のCO2排出量の20%を削減できる可能性がある」とのこと。また、1人の乗客あたりのCO2排出量も、乗客数1.2人が使用する平均的な電動自動車(EV車)の効率まで高めることができ、これは、水素やSAF(持続可能な航空燃料)を搭載した機体と比べて効率が最大5倍高くなるとしています。 

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

IMAGE